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耳が良いからって過去占いに行った時の話

昔、前世療法に行ってみたことがあるんです。


先日書いた、耳が良いって話。

耳が敏感なことで、ある会社に所属していた時、隣のおじさんの
生活音に本当に悩まされた時期がありました。

コーヒー飲んでずるずる。
ガムをくちゃくちゃ・・はしないものの、口の中で噛んでいるもぐもぐ音。
キーボードを打つ音。

もう、一挙手一投足がうるさいのです。

悩みに悩んだ私は、産業医さんに相談しました。
そして、言われた「アロマ・・・たいてみますか?(デスクで)」
え?本気ですか?と思いましたよ。

会社でアロマって、逆に私が本気ですか?って思われちゃうよ!

そこで、スピリチュアルなお友達にも相談してみました。

そしたら、過去が占える人(前世療法)がいて、話を聞いてもらうと原因がわかるかも?と言われました。

藁にもすがる思いの私は、行ってみました。

今まで一度も行ったことのない駅に降り立ち、
普通のマンションにピンポンして入っていく私。

1人の女性が出迎えてくれました。

ひとしきり悩みを打ち明けたあと、では、鑑定に入ります。

ベッドに寝かされ、目を閉じました。

私の体の上で、スキャンするみたいに手を上下に動かす占い師。
そして、訥々と話はじめました。

「あなたは・・・小さい頃、お父様から虐待を受けたんじゃないですか?」
「今、あなたの過去と交信しています」
「間違いない。お父様との確執があなたを苦しめているのです」

もう昔すぎて、ちょっとあやふやだけど、そんな感じのこと。

えっとー私、父親と確執なんて全然なくってー
角質なら足に溜まっているけど、父親からそんな虐待受けたこともなくってー

と思いながらもう笑いを抑えるのに必死。
真面目な顔して、全然見当違いのことを話している女性。

最後に言われた「坂東玉三郎に似てますよね。お化粧が映える顔してる」
という、褒め言葉とは到底思えない、むしろすごいディスられてる感のあるセリフ。

私、一応生物学的には女性なわけなんですけどね。

こんなところ、2度とくるかいなっ!
と思いながら、3万円を払いましたよ。
3万円ですよ?3万円。

人生で一番の無駄金を使った。と今でも思っています。

※前世療法を批判しているわけではございません。
私には合わなかったというだけです。


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