幸せの鍵は安心感と満足感

私たちは、今を満足しないからより上を目指して成長することが出来ると信じています。

信じたことが起こるのですから、成長することは出来ます。

しかし、成長はしても満足することは出来ません。

だから、もっと成長しなければと休まることがありません。

また、努力や競争が当然だと考えています。

そして、その考えが悩みや苦しみを生みます。

その悩みや苦しみを乗り越えることが、成長だと思い込んでいるからです。

人は苦労することで成長できると思い込まされています。

しかし、心では苦労することを望んでいないのでなかなか成長できず、その場で止まってしまうこともあります。

それどころか、悩みや苦しみに圧し潰されてしまう人も多くいます。

しかも、これが当然のことだと何の疑問も持ちません。

悩みや苦しみに圧し潰されてしまうのは、その考え方（苦しむことで成長する）があなたに適していないからです。

多くの人が受け入れたことや社会で受け入れられたことが常識であり、それが正しいことだと勘違いをしてしまっているのです。

この事を聞いて抵抗する人もいます。

どんな事も不快な思考や感情、拒否や否定、抵抗が起こった時には、「自分のどんな考え方がそうするのだろう？」と自問することが大切です。

そこに気づきが起これば、不快な思考や感情は再び起こってくることがなくなってきます。

真実は「今を満足する」と成長できるのです。

それも努力や競争をすることもなく、「今を満足する」と次の段階へステップアップ出来るのです。

その理由は、今に満足していないということは不満であるという事です。

不満の状態は、意識（波動）が低いことになります。

満足感＆安心感の状態は、非常に意識（波動）が高いのです。

波動が低い状態では、あなたが望むことは叶えられません。

また、波動が低いとその波動に沿ったものごとが起こり、問題やトラブルを抱えることになります。

あなたがいつも安心感＆満足感で満たされているなら、あなたの人生は順調に運ぶのです。

宇宙は常に生成発展する仕組みになっているのです。

宇宙には次元があります。

私たちが住んでいると思い込んでいるこの次元を３次元といいます。

３次元とはこの物質世界のことです。

３次元を卒業すると次の次元に次元上昇することになります。

３次元の中でも下層から上層へと進化・成長していくことが、宇宙の法則なのです。

成長とは、３次元で考えられている、学歴・地位・名誉・財産を手にすることではありません。

意識・精神（スピリット）・スピリチュアルなどの進化・成長なのです。

私たちはそれぞれの現実世界に於いて、「今を満足する」ことで次のステップに進みます。

そこでは、その人にとって必要なことが用意されているのです。

そこを経験し満足すれば、また次の段階へ進むのです。

成長するとともに、その人の環境や状況も変わってくるのです。

例えば、悩みや苦しみの原因である所有欲・権力欲・支配欲、競争・奪い合い・争いの多いサバイバル状況から抜け出すことが出来ます。

そこから抜け出すと安らぎを得ることが出来、何の努力もしないで自分の望んだものを容易に手にすることが出来るようになるのです。

３次元の考え方は、何かを手に入れる為には優秀でなければならないし、また努力が必要で周りをコントロールしなければならないと思い込んでいます。

満足する為に重要なことは、自分自身を認めることです。

あなたがどんな自分だとしても、そんな自分を認め愛することです。

私たちは、自分は未熟であるから学び経験し成長する必要があると思い込んでいます。

自分が未熟と思えば、当然満足することは出来ません。

その為、常に何かを手に入れなければならないと考えているのです。

お金・美貌・健康・知識・愛などの物質的、精神的なものを手に入れることに頑張ります。

その根本には、常に「不足」というキーワードが存在します。

その「不足」を満たす為に、人生を費やす人も多いのです。

何かを手に入れたとしても満足することが出来ずに、またすぐに手に入れたものが現れるのです。

それの繰り返しと言っても過言ではありません。

それでは満足することはありません。

何かを手に入れたから幸せになれるのではありません。

幸せ（満足感・安心感）を感じているから、幸せがやってくるのです。

外部（外の世界）のことに満足感を求めてもそれは無理なのです。

満足とは、内面的なことなのです。

あなたが内面（内なる世界）で満足すれば、安心感も手にすることが出来ます。

そうすれば、いつも安らいでいられ幸せを手にすることが出来るのです。

幸せとは、物質的なものを手に入れることではなく、満足感・安心感を手にすることなのです。

満足感・安心感を手にすると、副産物として物質的なものも手にすることが出来るのです。