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就活応援隊 基本編         できる人材の三要素

企業が求めるのは、「成果を出せる」「会社に利益をもたらす」人材だ。指示されたことを確実にこなす人材も必要だが、今までの成功体験や前例踏襲が通用しない現代社会においては、自ら仕事を創造し、利益を生み出す仕組みを作ることができる人材が求められている。このような「自分で仕事を作り出せる人間」には、次のような共通点がある。
① 地頭の良さ
地頭とは、思考の柔軟性、飲み込みの速さ、論理的な考え方、柔軟な発想力、機転の利く判断力、洞察力、コミュニケーション力など日常生活や行動に必要な基礎的資質のこと。仕事で成果を出すには学校や勉強で身につけた勉強頭の良さだけでなく、このような基礎的資質が必要だ。たとえ勉強ができても地頭の良さがなければ対人関係や状況対応がうまくできず仕事で結果を出すことは難しい。
②素直さ
仕事に限らず何事もやってみなければ分からないので、とりあえず言われたとおりにやってみるフットワークの良さが必要だ。自分の考えを持つことは大切だが、それに固執しすぎないで相手の言っていることを素直に受け入れ実行できる心の広さも持たなければならない。そういう人は指示されたとおりにやった後に自分の考えと指示されたことを比較検証し、その原因や理由を考えて次の手を打つことができる。
③ 熱量
熱量とは、やる気、意欲、熱意というモチベーションの度合のこと。身体や声の大きさ、表情や態度、体育会など外見の印象ではなく内面的なもの。
今までの体験(どのような目標を掲げ、それにどのように取り組み、どのような結果を出してきたか)や、これからの生き方(どのようなことを行おうとしているのか)から、その人の持っている熱量が推測できる。たとえ能力があり、性格が良くても熱量がなければ結果は出せない。

地頭という「能力」と素直さという「性格」と熱量という「エネルギー」、この三要素を持っているかどうかが採用のポイントだ。