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辞めたい仕事から抜け出せた過去

こんにちは、やまゆかです。

今日は昔、職を転々としていた頃の話をします。

当時、勤めていた会社が倒産し急に職を失いました。

失業保険を受給された事は誰もが一度くらいはあるかと思いますが、自己都合で辞めた場合、申請して3ヶ月後からの受給になります。


逆に、倒産や解雇など会社都合の場合は即受給することが出来ますよね。

私は失業保険を受けながら、以前から一度やってみたかった病院の受付の仕事をするために、医療事務の講座受講を決めました。


電車で通うのは得意では無かったのですが、どうしても医療事務の資格が欲しかったので、約1時間ほどかけて毎日通いました。


3ヶ月通って、念願の資格を取得し、いよいよ医院への求職活動に精を出していました。

現実はそんなに甘くはなく、やはり資格より経験重視なので、全く経験のない状態からの就職は困難を極めました。

しかも若く無い…。


やっとのことで1件就職先が決まったのが、小さな診療所でした。

診療所でも病院には変わりない。

私はワクワクで通い始めました。
まさに単純明快な発想ですが、

「〇〇さーん、診察室の前でお待ちください!」
「本日のお会計〇〇円です」
「こちら処方箋です、お大事に」

これこれ、これがやりたかったんです。

小さな夢は叶ったものの、資格だけではどうにもならない難しい実務が待ち受けていました。

昔から女上司に縁があり、今回は年下でめちゃくちゃ怖い、私からしたら理不尽な物言いです。

病院という現場はそういう所が多いというのは、なんとなく聞いた事がありました。

でも以前の私なら反発し、言い返したりしていましたが、教えて頂いているのだから、感謝、感謝と日々精進です。


1年ほど頑張っていたある日、私は大きなミスをしたらしく、自分でも理解できていなかったのですが、先生にこの世のものとは思えないくらい激怒されました。

患者の命に関わるような内容では無かったものの、怖すぎて内容は覚えていません。

時間にすると1時間くらいの説教です。

昔からの持病であるパニックが出て、その日の午後診は休んでしまいました。

それ以後、年下の女上司から益々強く当たられ
「ダメだ、辞めたい病が、、」

辞めたいけど怖くて言えない。

どうかクビにしてくれないかな。

そうすれば文句も言われず辞めることができ、しかも失業保険もすぐに受けられて一石二鳥です。

そんな中、若くて出来の良さそうな可愛い子が入社してきました。

診療所は社員3人、パート3人でうまくシフトを組んでいる状態で、新人さんを入れると社員が4人で1人多いよな・・。

誰か辞めるのかな・・

いや違うな。

ここで私は気づいてしまいました。

水面下で私を辞めさせる計画が進んでいると。

知人から次の仕事を紹介いただいていて、決めようか迷っていたので、超ラッキー!

先生、早く私にクビ宣告をお願いします!

新人さんが少し仕事に慣れてきた頃、先生に呼び出されました。

「よ〜し、来た、来た」
「何て切り出すんだろう」

「〇〇さん、もう無理があるんですよ〜
限界です」
普通そんな言葉で意味理解出来ます?

でも私は悟っていたので、
「わかりました、希望があるんですが、解雇という形にしてください」と言って了承を得ました。

先生も構えていたようで、私のあまりにあっさりとした受け入れに拍子抜けした顔をしていたのが印象的でした。

「やったぁ〜〜!」
なんて清々しい気分なのでしょう。

勝ち負けではないのですが、何かに勝利したような気持ちいい感覚に包まれ、全ては導かれていると思える瞬間だったのです。

後からわかった話、その診療所はとても評判が悪いらしいとのことでした。
先生元気かな?


最後まで、読んで頂きありがとうございました☆


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