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短い人生を振り返る。

私は今年で21歳になる。
人生100年時代の5分の1を生きてきた。
まだ5分の1か。長いな。

学生時代は結構楽しかったし、楽だった。
授業を真面目に聞いて、提出物を期限内に出して、テストでいい点取ればいい評価が貰えたからだ。

苦楽を共にしてきた友達もいっぱいいた。
中には現在も定期的に会う子もいる。これは本当にありがたいことだなあとしみじみ思っている。

ところが、高校を卒業して大学に行かない道を選んだ私は、突然目の前に敷かれていたレールがなくなり、途方に暮れた。

「これからは何をすればいいのだろう」
「みんな大学に行って頑張ってるのに、私はなんにもできてない」

あの時の私はだいぶ迷走していたなあと思う。
他人と自分を比べては落ち込み、焦る。
まさに今の若者の多くが抱えている負の感情を育てていたのだ。

世間の「やりたいことを仕事にしよう!」という風潮に乗り、アルバイトをする傍ら、自己啓発本を読み漁り、自己理解に関することを調べて、必死に自分を探した。

そのおかげもあって読書が習慣付き、おそらく適性のある医療事務に転職し、noteを始めるきっかけにもなった。

迷走時代の私は、他人より優れて見えるには何をしよう、みんなに自慢できる仕事につきたい、と他人に怯える生活を送っていた。

だが、思い切ってInstagramやX、TikTokを手放し、時間と健康なメンタルを手に入れることが出来た。
これは結構大きいと思う。

今、私は本当に幸せだなあと思う。
朝起きたら「おはよう」と言い、仕事で疲れて帰ってきたら「おかえり」と迎えてくれる家族。

私の事を気にかけてくれる知人や友達。
朝早起きして、音楽を流しながらブログをゆっくり書く時間。

全部当たり前じゃない。
その事に気づけるようになった私、成長したなあと思う。

他人と比べ、自分に絶望していた昔の自分よ。
よく頑張ったな。
今、結構幸せだぞ。

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