ハイドン Joseph Haydn(1732 - 1809)作曲
1.Adagio, allegro spiritoso
2.Adagio cantabile 7:56
3.Menuetto 13:40
4.Presto 18:30
交響曲第92番(1789作曲)の背景
英オックスフォード大学から音楽博士の学位を授与された際に演奏した交響曲。実際は、1789年パリで演奏されるために作曲されました。
ハイドンの作曲した交響曲は《106曲》
1761-90 エステルハージ楽長
(1761副楽長→62楽長に昇格)
:
1785-86 パリ交響曲:第82-87番
1787 トスト交響曲:第88-89番
1788-89 ドーニ交響曲:第90-92番
1791-95 ロンドン交響曲:第93-104番
ドーニ交響曲:第90-92番
フランスのドーニ伯爵から依頼されて作曲した3曲。ドーニ伯爵は、パリとマルセイユ間の郵便事業を独占していた。(パリ交響曲の6曲も、実質的な依頼者はドーニ伯爵)
エクトールでの学び
ハイドンの長いキャリアは、彼を古典派音楽の最初の作曲家の一人にし、1781年にはモーツァルトと友情を結び、1793年にはウィーンで若きベートーヴェンの師となり、ロマン派時代の幕開けを導くことを可能にしました。
彼は貧しい家庭に生まれ、エステルハージ家の王子たちに仕える多くの年月を過ごした後、独立し、イギリスで自分の作品を発表しに行きました。
彼は古典派交響曲のモデルを確立し、106の交響曲の中で、オックスフォード交響曲はロンドンで初めてハイドンが発表したものでした。
彼の交響曲の第2楽章は、リート形式(ABA)です。
第2楽章:リート形式(ABA)
Adagio cantabile 優雅で穏やかなA部分に対して、突然激しい曲調に変化するB部分を経て、何事もなかったようにA部分に戻ります。後半の3回の問いかけは、何を表しているのでしょう。
A部分:ニ長調
B部分:ニ短調