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CoN部のスタエフチャンネルができました。

お正月の準備で忙しい中、皆様いかがお過ごしですか?

題名にも書いた通り、noteに引き続きスタエフのチャンネルも出来ました!

前回の記事で書きましたが、今コンブがアツいのです!なぜなら沢山の二酸化炭素を吸収し、さらに海もきれいにする、その収穫したコンブがプラスチックや繊維、色々なものに使えるのでまさに万能な原材料!

世界では色々な企業がカーボンニュートラルの方法を模索する中、コンブってすごく有効的ですよという話を初めて一年が経ちました。その中で沢山の人にこうしてコンブの魅力を伝え、部活を立ち上げて、こうやってラジオ番組も立ち上げました!収録は2週間に一度ペースで少しスローですが沢山の人にフォロー、聞いてもらえたら嬉しいです。

ここ数ヶ月で感じたコンブの勢い

海外ではコンブや海藻を食べることに慣れていません。99%の海藻類はアジアで食べられているからです。ここ最近の寿司ブームで海苔や海藻サラダを食べたことがある人が増えましたが、それらを養殖する、という技術はアジア、特に中国、韓国と日本がほとんど占めています。

「ブルーカーボン」「ブルーカーボンエコノミー」という言葉を聞いたことがありますか?気候変動の原因、温暖化ガスの8割以上を占める二酸化炭素を減らす取り組みとして海の生態系を整え、綺麗にするという目標がSDGsで掲げられています。大半のプロジェクトがマングローブや珊瑚礁の再生で海中に取り込む二酸化炭素の量を増やし、空気中の酸素を増やす、海を豊かにするという意図があります。

でもコンブを養殖するのも同じ働きがあります。
ただ、沢山のコンブを養殖したからといって食べる人が増えるわけではありません。そこで目をつけたのがコンブ由来のプラスチックやエネルギーに変えてコンブを大量に養殖すれば環境問題が解決するのではないかと。

このアイディアはすぐに企業側の目に留まり、11月に行われた国連気候変動枠組条約会議に招待されました。

話すたびに可能性を感じる

会議中では沢山の国の人にこのアイディアを聞いてもらい、すぐにプロジェクトを始めたいという企業が沢山いました。ヨーロッパでは来年度、2023年に炭素税がスタートし、二酸化炭素の排出量に合わせて税金がかかる動きが始まります。
そうするといやでも再生可能エネルギーや、森林や海藻を使ったカーボンオフセットで自分達が排出した量をオフセットする動きが出てきます。森林を使ったカーボンオフセットでは木が育つまでの時間が相当かかります。

その点、コンブや海藻を使ったブルーカーボンでのオフセットは時間も手間もかからず、水や肥料を上げる必要がありません。

今後の課題

今、日本でもコンブを養殖する挑戦を始めたCoN部。実際の養殖としては安価に、簡単にできるのですが沢山の課題を乗り越えなくてはなりません。

1)漁業権の問題

プライベートビーチのあるカフェのオーナーと一緒にカフェの前でコンブの養殖をするという話や、大学の機関との共同研究の話をする予定でしたが、漁業権の問題で足止めをくらいました。実際に船の通る場所でなくても養殖には組合からの支持が必要です。

2)成功例をフォローしたい

二酸化炭素の削減、海を綺麗にする、いいこと尽くしのプロジェクトなのですが、誰も最初の成功者になりたくない、成功例をフォローしたいのです。
「どこかで成功例ができたらうちの自治体でもやりたい」
「成功例があると、上司に話を持ち込みやすい」そういう声が多いのです。

3)気候変動自体が視野にない

国が何かやってくれてるでしょ?
私もそう思っていましたが、各国のリーダーが集まる国際サミットでさえ沢山のプロジェクトが走っているのですが、やはり全員が何かを変えていくという視野がない限り、未来の子供達に残す美しい地球は難しいと思います。

海外での動き

海藻やブルーカーボンの注目が集まり、欧州、アメリカ、さまざまな国で「海藻や海の生態系に対する国の資金」が集まっています。第二回目のスタエフ集力はアメリカ在住のお二人とコンブの魅力や可能性について語りました。



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