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『きみの膵臓をたべたい』感想Part95

こんばんは。

フォロワー170人になりました。
これからよろしくお願いいたします。

今日も読書ノート書いていきます。

泣くだけ泣いてやっと意思ではなく体の機能として泣くのを止めた時目の前では彼女の母親が待ってくれていた。
僕が顔を上げると彼女の母親が水色のハンカチを差し出してくれた。
怖がりながらハンカチを受け取って僕はゼイゼイと呼吸しながら涙を拭いた。
彼女の母親は彼女が使っていたハンカチをくれる。
僕が持っていてくれるなら彼女も喜ぶと彼女の母親に言われて僕は彼女の母親にお礼を言って目・鼻・口をハンカチで拭いて制服のポケットに入れた。
取り乱してすみませんでしたと彼女の母親に謝罪するとすぐに首を横に振った。
いいの子どもは泣くものよ。
彼女は昔から泣き虫だったからよく泣いてた。
君と出会った日日記にも書いてあった君と一緒に時間を過ごすようになってから泣かなくなったの。
全くではないけどね。
だからありがとう。
彼女は僕のおかげでとても大切な時間を過ごせたと彼女の母親に言われて僕はまた流れてきそうな涙をなんとか我慢して状態を保っている厳しい状況から僕は首を横に振った。
彼女から大切な時間を貰ったのは僕の方ですと彼女の母親に伝えと本当なら僕も交えて食事でもしたかったわね。
彼女は僕については何も言わないんだもんと彼女の母親の悲しい笑顔に僕は心がぐらつく。
・ぐらつく心を受け入れたまま僕は彼女の母親と彼女との思い出話を少しした。
日記に記述がなかったことを(真実か挑戦・旅行中同じベットで寝たことはトップシークレットにして)彼女の母親は何度も頷きながら話を聞いてくれた。
彼女の母親に話していると僕の心は少しずつ浮かび上がってくる感覚があった。
大切な喜びや悲しみはそのままだったけれど余計なの削ぎ落とされていく感覚も同時にしていた。
だから彼女の母親は僕のために話を聞いてくれたんだと思う。
・話の最後に彼女の母親にお願いをした。
またお参りすることは可能か?と訊くともちろん・その時には家族にも会ってあげて。
そうだキョウコちゃんとはあまり仲がなくないみたいだけどと訊かれると彼女との母親が言うと彼女そっくりにクスクス笑った。
そうですね。
色々と訳があって嫌われていますと言うと彼女の母親は無理にとは言わないけど可能であればキョウコと僕と彼女の家族で食事でもしましょう。
お礼と彼女が大切にしていた2人とそういう風にできたら嬉しいと言われたが僕だけでは判断できないので僕よりあちらの考えによるでしょうけど気にかけておきますと伝えてそれから数語言葉を交わしてまた後日訪れることを約束した。
・『共病文庫』は彼女の母親の強いすすめで持ち帰ることにした。
・自宅から香典は断られた。
・彼女の母親が玄関まで見送りに来てくれた。
靴を履き改めてお礼をドアノブに手をかけた時呼び止められた。
下の名前を知りたいと彼女の母親から何気ない質問に僕は振り返り答えた。
春樹です。
志賀春樹といいますと言うと彼女の母親はそんな小説家いたわよね?と訊かれたので僕は驚いた。
それから口に笑みが浮かぶのを感じた。
どちらのことを言っているか分かりませんがと伝えた。
・再度お礼と別れの挨拶をして僕は山内家を出た。
雨はやんでいた。
・帰宅すると母親が既にいた。
僕の顔を見るなり頑張ったねと誉めてくれた。
夕食時に父と会うなり僕の背中を叩いた。
やはり両親は油断できない。
・夕食後部屋にこもって再度『共病文庫』を読みながら考えてた。
3回泣いてしまったが考えた。
・これから僕はなにをすべきなのか?
・彼女
・彼女の家族
・僕のためにできることを考えた。
『共病文庫を』受け取った僕ができることとは何かを考えた。
・考えた末21時には過ぎに決断をして行動を起こした。
机の引き出しからプリントを取り出しプリントを見ながら携帯電話に生涯押すことがないだろうと考えていた番号を入れた。その夜僕は彼女と喋る夢を見てまた泣いてしまった。

・彼女の形見は僕が持っていた方が彼女が喜ぶと思って母親が持たせてくれたのかもと私は思った。
・今でも記憶に色濃く残っていることがある。
祖母の逝去2日ほど前に葬儀所にいる夢を見た。
・もしかしたらこれが祖母からの最後のメッセージだと思っている。

・今日も読んでいただきありがとうございました。
・このブログを応援していただけると嬉しいです。
・次回はまた明日アップします。

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