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山下清展とひまわり


猛暑の夏の日に、新宿西口駅前のSONPO美術館まで、「山下清展覧会」と常設のゴッホの「ひまわり」を見に行きました。最近、やっと時間が少し緩やかになり、美術を再開できたからです。美術館も数十年ぶりです。
 あらかじめネットで調べましたが、美術館所有の常設の「ひまわり」、東山画伯の「望郷」などは写真を撮れるようになりました。展覧会ものはだめです

 見た感想ですが彼自身の模写もあり、故山下清画伯(以下敬称等略)はかなりゴッホに影響受けていると思いました。
 山下清には少年時代に父と一緒に、デパートの展示販売サイン会で会ったことを覚えてます。寡黙な人でした。購入した複製写真に付き添いの方が指差したところにサインしてました(その後で父がリトグラフを2枚買いました)。
山下清の作品で私が良いと思うのは、青少年の時の作品も個性が溢れてますが、それ以後の花火(「長岡の花火」)とヨーロッパの風景だと思います。
 今回の展覧会で山下清にはゴッホの模写があることに気がつきました。特に菊の描きかたにひまわりの影響を感じる。
さて、ゴッホのひまわりは最後の3階にあり、ガラス箱に入っていて警備員、学芸員さんの隣です。ガラスにも触れられません。
私の過去の仕事の滞在地、旅行地の美術館には「ひまわり」はなく、初めての観賞で圧巻の感動がこみ上げて来ました。私は行ったり来たりして「ひまわり」を3度見ました。


いや、実際みると、求心力があり三度目は自然にガラスを鼻を接近させて、「欲しいなあ」と呟きました。
背後の警備員さんが少し近づいた気が‥。
学芸員さんが「下のフロワで良い複製を販売してますよ」と声かけてくれたした。
入出フ口アにある複製画は特殊製版?で10万円でした。
うーん、私にはいつも見ている複製ポスターよりはリアルでしたが‥‥。
 アニメの「コナン」でも取り上げられた「芦屋ひまわり」の陶板画はかなりリアルでしたが、テーブルアクセサリーサイズでもの足りない。
「この複製と同じ大きさの陶板画はありませんか。30万くらいなら」「ございませんが、ご意見は伺っておきます」「仕方ない、自分で描くしかない」呟きが出ました(遠くはないのでまた来れる)。
周りの人たちの表情に変化を感じました。

一番タッチが見れるのは入館あとに見た外の陶板画でした。入館前はポスターかなと通過したのですが、良く見ると私が尋ねた陶板画でした。
絵画は実物の鑑賞大切。陶板画は代わりになるかもしれないけど、あの引き込まれるような求心力は弱い。

SOMPO美術館

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