家でできるカラオケ上達方法

 歌の練習というのは、当然声を出さなければならないので、家でやれば近所迷惑になるものである。

 だからと言って、小声で練習したとしても裏声の練習にはなるかもしれないが、地声的な発声は鍛えられない。

 地声、ミックスボイス的な発声を鍛えるには、ある程度声帯の閉鎖感をもって練習しないといけない。当然、家で声帯を閉鎖させて発声した場合、結果として声量は大きくなり、近所迷惑となる。

 そんな時、どうすべきかわかるだろうか。そう。防音マイクを使うのである。

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 上の商品でなくても何でもよい。大事なのは防音のカップ部分である。付属のマイクは質が悪いので、私はカップの下部分を塞ぐための棒としてマイクを突っ込んでいるのみで、録音等は一切していない。

 とにかく、防音マイクの効果はなかなかに良い。部屋の壁の薄さによって
は、多少声が隣人に聞こえる可能があるが、ないよりだいぶマシである。
 
 以下に、防音マイクを使う際のコツを紹介しよう。

防音マイクを使うコツ1
 声を鼻から出さないこと。防音マイクで覆えるのは口までであり、鼻を覆うのは難しい。だが、声は通常鼻からも出るため、鼻がオープンなら声はもれ放題である。よって、鼻からの息は止めるのだ。すべての声を口から出すよう意識する。そうすることで、かなりの音量を抑えられる。

防音マイクを使うコツ2
 マイクをさらにタオルなどで覆う。気休めの可能性もあるが、マイクをさらに布で覆うことにより、さらなる防音効果が期待できる。

 以上のことを意識し、防音マイクを使えば、家にいても声帯を鍛えることが可能である。また、ミックスボイスの閉鎖感をコントロールする練習は、ある程度声量を抑え気味かつ、声帯閉鎖は地声感を維持することで鍛えられていくことから、カラオケ等で大きい声量で歌うよりも、家で防音マイクを利用して声量をコントロールしながら歌うほうが、効率よく鍛えられるかもしれない。

 練習といっても、スケール練習などはしない。私がするのはイヤホンで音楽を聴きながら、一緒に歌うのみだ。曲を覚えがてら、一緒に歌っている。これがなかなかによいのである。

 どうしてもカラオケで高音を出すと、声量が大きくなってしまう傾向がある。裏返ったり、響きが弱くなるのを恐れて強めに発生しがちだからだ。家での練習においては、恐れる必要はない。自分だけが自分の声を聞いているわけだし、時間を気にしないでいいのだから、失敗をたくさん重ねられる。

 ミックスボイスに必要なのはバランスであるが、バランスある発声をするまでの発声は、お世辞にもかっこいいとは言えない。ひょろひょろだったり、こもったりしているものだ。そんな声を経て、良いバランスの発声ができるようになるが、そんな声を自分で聞きたい人はいないだろう。もちろん、自分のレベルを知っておく必要があるから、ある程度は聞かなければならないが、歌の練習中には、最低限聞こえていればよい。あとは防音しておこう。

 よって、防音マイク最強なわけである。


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