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能登のボラに参加した~ボラ参加者への情報共有

末尾にちょっと私のボラに対する考えを付け加えました。何様やねん💦(2024.5.13)


こんばんは。
本日のBGMはフジファブリックのフジファブリック。東京の空の星より、ずっとたくさんの星が、能登にも変わらず輝いています。

↓↓↓被災地域にお住まいの方向け

今日は、これからボランティアに参加しようとする方向けの情報をまとめます。私の知っている範囲の情報になります。(2024.5.12現在)

①交通情報
今回私は、関西方面から、名神→北陸道に入り北上しました。高速道路は、ほぼ完璧で、全くノンストレスで走る事ができました。
対面交通になっていたのは1箇所だけ。美川インターの南少しだけでした。そこは50km制限でしたが、私の走った時間では、渋滞は1度もありませんでした。たまに、1車線の区間がポツポツある位です。

南條サービスエリア内表示
南條サービスエリア内女子トイレ


こんな感じで、サービスエリアも快適そのもの。物流が復活している今、ガソリン1滴も現地で購入しようと思うておりましたが、ガス欠になるのを恐れ、ここで2000円分だけ、給油しました。2000円分だけでもいいですか?とガソスタの方に言ったら、とても気持ちよく給油してくれました。窓ガラスの清掃はなし。リッター197円だったかな?(現場に着いてすぐ給油したのですが176円だった。遅い時間はやってないので、やはり早め早めの給油が必要だと思います。)

金沢東インターを降りて、のと里山海道へ。元々はのと里山海道は有料の高速だったようですが、今は全て無料です。
高速道路代金については、後ほど。
のと里山海道はそこそこ混んでました。私が通過したのが、夕暮れから、日が落ちる位の時間帯でした。

高速道路から見える、田んぼに、美しく水が張られて、ほとんどの所で田植えが終わってました。
こんな事が起きても、毎年やることをしっかりやる。
北陸の方の生活力の強さを感じ、とても勇気づけられました。

のと里山海道から、一般道に入ると、正直めちゃくちゃ暗いです。特に住宅街とかは、広めの側溝があったりして、落ちないか怖かったです。落ちたり、事故起こしたら、地元の方に余計に迷惑を掛けてしまうので、移動は明るい時間をおすすめします。
被災地域に入ると、片面通行の信号があったりします。

片面通行の拾い画、残りの分数が表示されてる事が殆ど

これは拾い画ですが、こんな感じです。
私は長野県の山奥に住んでいたので、この信号には慣れているし、無視したら凄く大変な事になる事を知っています。
反対車線の出発地点が、目視出来るところだとは限らないんです。無視して、赤信号を進むことで、対向車と正面衝突なんて事になったら、地元の方の迷惑になります。崖をバックで戻らなくちゃ行けなくなったり本当に危険なんです。
実際ボラの最中に、同じチームの人が無視したので、目的地に到着してから強く言いました。出発地が見えたから、と言い訳されましたが、本当に危険なので、通常の信号と同じくしっかり守ってください。
山間部にお住まいの方なら、この信号を無視する危険をお分かりいただけるかと思いますが、能登も被災地。復旧工事中です。地元の方にご迷惑をお掛けすることの無いよう、気持ちに余裕を持って絶対守ってください。

②ボランティア受け入れ先
色々あるようなのですが、私がしたのは、石川県のボランティアバンクの登録でした。

登録完了メール
ボランティア受け入れ状況

こんな感じで情報を得ることが出来ます。
この予定表をタップすると、実際の予約画面に進めます。
金沢駅集合→ボラバス→現地で活動→ボラバス→金沢駅解散
のコースもあるので、電車で参加する事も可能です。

予約完了メール

このような予約完了メールが届いたら、申し込み完了です。
集合場所の記載がないのですが、その場所のボランティアセンター(社会福祉協議会)が集合場所になっている事が多いみたいです。
事前に確認されるといいとおもいます。
オリエンテーションの動画等事前にご確認ください。

女性のお化粧について、悩みました。
して行ったら、遊びに来てると思われて不快に思わせるんじゃないか?
して行かなかったら、礼儀を欠き失礼になるんじゃないか?
ゲストハウスで一緒になった女性と話したのですが、華美にならない程度にいつも通りでいいんじゃないか…。ということになったので、日焼け止めも兼ね軽くすることにしました。

③ボランティア保険の加入
予約完了メールの中にボランティア保険加入の為の案内が入っています。URLをクリックすると加入画面に飛びます。

画面に従って加入

有効期限は年度末。なので、同じ年度の中で複数回ボラに参加される方は、1度の加入で大丈夫です。クレカ決済で500円程でした。
ボランティア参加前に必ず加入してください。目的地までの移動中も保険でカバーされるようなので、自宅で加入されることが必要だと思います。

④高速道路無料の心得
ボランティア保険の下に、<災害ボランティア車両 高速道路無料措置>というURLがあると思うので、そこで申請できます。
出発地、帰着地は必要な場所どこでもいいようです。私は関西に用事があって、そこまで車で行っていたので、そこから能登までを無料にしてもらいました。帰着地は自宅の東京です。

進んだ画面

このように必要箇所を入力していきます。
ボランティアをする2日前から、ボランティアを終える2日後まで有効なようです。
途中で宿泊する必要があるなど、やむおえない事情は汲んでいただけるみたいです。マニュアルをよく読んで記載してください。

高速道路の料金所通過時に、必ず通行券を受け取ってください。私は途中で回収されてしまって、そこからの通行券を受け取らずに金沢まで来てしまいました。事情を説明しましたが、通行券がないと料金がかかります。被災地域から離れていて、慣れていらっしゃらないところから高速道路に乗ったり、料金所を通過すると、ハンコを押すだけで、通行券が貰えませんでした。私も初めてだったので、それでいいと思ってしまったいて…。確認のためにとてもご迷惑をお掛けしてしまいました。通行券は必ず貰って、金沢東インターを出るようにしてください。帰りも同じです。

この画面を入力していくと、無料措置を受ける為に必要な書類が往復分で2枚印刷できます。事前に印刷して、往路分のハンコはいりませんが、復路分は、ボランティア先で必ず活動した事を証明するハンコを受けてください。
現地でプリンターをお借りするのは現実的ではありません。コンビニなどでできないことはないと思うのですが、往復分2枚を事前に印刷していくとスムーズだと思います。

⑤オリエンテーション
集合時間に余裕を持って、集合場所に行きましょう。
志賀町はこんな風景でした。

ボランティアセンター入口
QRコードで予約を確認し、画面を見せると名前の入った布製のステッカーを頂けました。活動中は見やすい位置に貼り付けてください。
オリエンテーションと班わけ

偶数人になるように、座る椅子を指定されました。これがその日一緒に活動する班になります。
集合場所ピッタリにオリエンテーションが始まりました。注意事項をよく聞いておきましょう。

班に別れた後、軽トラックを運転できる人(MTあり)。持ち込みの軽トラックを提供運転できる人。移動用に車を提供できる運転者。班のリーダー(運転者以外で、助手席で社協と携帯で連絡が取れる人)を決めました。
リーダーの方は、災害ゴミにできるものできないものの確認などもしてくれていました。
グループの人を相乗りさせて最小限の台数に抑え活動場所に向かいます。個人のお宅なので、そんなに駐車スペースはありません。

ホワイトボードには必要な情報が書かれていました。写真を撮って後で見返せるようにしましょう。

個人情報が含まれるので、モザイクを掛けました。こんな感じで、事前調査の状態と、その日の作業内容とかが確認できます。
危険箇所についても注意書きがあるので、みんな携帯で写真を撮って、移動中に確認していました。

⑥事前に準備が必要な用具
石川県ボランティアバンクに、雨天用のカッパ、手袋、マスクを持ってくるように言われたので、準備していきましたが、志賀町の場合、手袋とマスクは支給されて、ヘルメットを貸して頂けました。

志賀町の用具の貸出場所

他にシャベルなど、必要に応じた用具が借りられました。

私が活動した日も雨でした。メルカリ等で安く(2000円位でかなりしっかりした物が買えます。あとはワークマンとかかな?)買うこともできるので、しっかりした雨具(カッパ)は必ず必要だと思います。
あと、タオル、ウェットティッシュ等の衛生用品、お昼ご飯が必要でした。お昼の記載がなかったのですが、何も持っていかなかったのは私だけで( ̄▽ ̄;)、慌ててコンビニに寄りました。志賀町の場合、休憩スペースの施設があったので、お昼の1時間はしっかり休めました。あとは、これから暑くなるので、日焼け止めと飲み物は必要かと思います。
洋服はもちろん汚れたり、破れたりしてもいいものをご準備ください。着替えるスペースはないので、着て行ってくださいね。

⑦実際の活動
とにかく大きな声で、明るく挨拶!!!
それされて嫌な人は居ません!!!
ご高齢の方だと耳も遠いので、話しかける時は、その人の視界に入って、目が合う状態で、大きな声でハッキリ喋るとスムーズだと思います。(ちなみに高齢者の方は高い声より、低い声の方が聞き取りやすいです。大声で高い声で話しかけるより、落ち着いて目線を合わせて、低めのハッキリした声で話しかけるといいと思います。)

女性には「おかあさん」
男性には「おとうさん」
と話しかけると、スムーズかと思います。若い方は「おねえさん」「おにいさん」かな?

活動の最中で、本を結ぶ紐やハサミ、災害ゴミに出来ない一般ゴミになる燃えるゴミの袋、ほうきとチリトリなどは、急遽必要になったので、家主さんに御提供頂きました。
家主さんにとっては、全てが思い出の品。大切に扱いましょう。私たちも活動中に、書類の中から税金関係の古い書類が出てきたり、海外に行ったパスポートなどが出てきて、それは家主さんとお話しながら、残すようにしました。
何をして欲しくて、何はしないで欲しいのか、コミユニケーションは大事だと思います。
最後に「ありがとう」と言っていただけて、やっぱり嬉しかったです。「こちらこそありがとうございます!」とお返事しました。
活動終了時に女子メンバーとおかあさんの5人で記念写真を撮りました。みんなとてもいい笑顔でした。ボラセンに帰ったあと、私以外の3人におかあさん宛にメッセージを書いて貰いました。資料でご住所を知っているので、写真とみんなから預かったメッセージを、帰宅したら、送ろうと思います。
元気に120歳まで生きる!と仰られてたので、こちらも嬉しかったです。
機械的に淡々とこなす作業は必要だと思います。でも終わってからはこういう交流の時間が持てるのもボランティアの醍醐味かと思います。

⑧トイレ
家主さんに借りることもできるようですが、あまり私は気分がいいものだと思わないので、できるだけ、出発前、お昼休憩、解散後、に指定の場所で済ませるといいと思います。

⑨終了
ボラセンに着いて、用具の返却をし、ボランティア参加証明書(恐らくお勤め先や学校に提出書類)や、高速道路無料の通行証にハンコを押して貰えます。(出発前に依頼します)。
仲のよくなった、女子メンバーと、LINEグループを作ってお別れしました。
みんな何かを思って来ているので、そういうお話を移動中とかにできると、和やかになり、楽しく作業もできるのじゃないかと思います。

⑩能登での滞在先
私が知っている、ボランティア向けの宿泊施設を2つご紹介します。

まず今回お世話になった、ハクイボランティアハウス

元々ご商売で、ゲストハウスをしているのではなく、ボランティアのために設立されたそうです。
掲載の許可を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。お心付けを寄付する形。
ゴミは必ず自分で持ち帰り。シーツ持参必要です。
ほかはドミトリー(相部屋)のいわゆるゲストハウスと全く同じで、お風呂(シャワー)、トイレ、台所、洗濯機、乾燥機、も貸して頂けました。基本的に食事は持参。帰宅が19時過ぎる場合には、管理人様に電話連絡必要。22時30分就寝で(盛り上がっても24時には解散しました)、起床、チェックアウトはそれぞれの時間にご自由に~という感じ。平日はかなり静かな印象です。泊まるメンバーで、女子部屋男子部屋を都度設定されているようでした。
上記URLで、予約等の情報は常に更新されているそうです。
ただ、ドミトリーのゲストハウスに泊まった事がない人だと、勝手が分からずちょっとビビってしまうかも知れません。とても丁寧な管理人様なのですが、電話だとドライな印象。広告はあまり出さず、ご紹介で繋がっていらっしゃるようです。

ドミトリーのゲストハウスと聞いて、ピンと来ない方は次にご紹介する施設をオススメします。

中能登のゆいのやさん

私が問い合わせた時は1泊素泊まり4400円。+2000円で朝夕の食事付きにできるそうです。行ったことないので、詳細は分かりませんが、こちらはご商売でゲストハウスを震災以前から営まれてるそうです。移住者のオーナー様という事でしたが、現場の気候(どんな格好が今の時期適切か?)とか、買い物はどのくらいできるか?とか、とても親切に教えて頂けました。
中能登町で今(2024.5.前半)これだけ安価に宿泊できるところは他にないと思います。
男女別室との事なので、女性1人でも、ゲストハウス(ドミトリー(相部屋))初心者でも、こちらでは馴染みやすいんじゃないかな?と思いました。
中能登町でドミトリーでこのお値段はやはり貴重らしくて、今回泊めていただいたハクイボランティアハウスで、ご一緒した方も、是非情報が知りたい(秋以降の事も考えて)と仰ったので、お伝えしました。
生活に困ることはないと思います。

他に、テント村のお話も伺ったのですが、別々の所で知り合った方に、凄く良かった!という方と、とても寝られなかった…。という方と…。感じ方はそれぞれみたいです。
ボランティアは体力も明るく振る舞う精神力も必要だと思うので、私の考えでは、寝る時は安心出来る場所を足を伸ばして寝られる場所でお世話になって、昼間は頑張る(ง •̀_•́)ง   がいいんじゃないかと、個人的に思います。
ドミトリーに慣れていらっしゃる方はハクイボランティアセンターを、そういうの初めてなんだ、という方は、ゆいのやさんをご利用になられたらいかがでしょうか?

明日、穴水町のボランティアに参加して、明後日失礼ながら、朝から能登半島を一周して美味しいご飯を食べて帰ろうと思ってます。また新しい情報があったら、追記します。

ボランティアに参加される方の年齢層はバラバラで、中学校2年生から、上はかなり高齢な元気な方までいらっしゃいました。

末尾に…
最後まで読んで頂きありがとうございます!
最後に私の考えを書いて終わろうと思います。
私はボランティアに参加することが正義だとは思っていません。これだけボランティアの情報並べといてなんだよって言われちゃいそうですが、本当にそう思っています。
私の元旦那は、私がこういう事をする事を一緒にいた当時すごく嫌がってました。人のことをするより、家の中のことをせーと。
その通りだと思うんです。
ボランティアを否定する、元旦那は誰でも知ってるネコのマークの会社で毎日朝から晩まで荷物を運んでいます。文字通り身を粉にして働いてます。無遅刻無欠勤無早退。腰や体を壊して退職される方も多いです。私は離婚した今でも彼の事を尊敬しています。日本中のどこから出しても、1000円ちょっとくらいで、日付、時間指定して、荷物がその人のところに届いちゃうんです。私は彼の仕事は、人的インフラだと思っています。
例えばコンビニ。こんな被災があっても、日本全国どこでも、ほとんど同じ価格で、生モノまで買えちゃう。発注する人がいて、それに応える生産体制と生産する人が居て、仕分ける人が居て、運ぶ人が居て、お店に並べる人が居て、レジを打ってくれる人が居るから可能なんです。
お巡りさんが居なかったら、秩序の維持に関わると思うし、金融機関で働く人が居なかったら、お金を受け取ることも支払うことも出来ません。電波塔がなかったら、通信網がなかったら、今持ってるその携帯使えますか?金融機関が支払い期限通りに動いてくれなかったら…、携帯会社が通信網確立してくれてなかったら…、手に持ってるそのペットのお茶、お茶っ葉作る人が居なかったら…、ボトリングする人が居なかったら…、運ぶ人が居なかったら…、その値段で売ってくれる人が居なかったら…?
高速道路直してくれなかったら?水出ないままだったら?電気つかなったら?通販の荷物予定通りに届かなかったら?高速道路走ってる間気持ちよく聴く音楽なかったら?

想像したらわかりますよね!
もー何もかも、誰かがやってくれたからできてる。
私は日本が大好きです。
こうやって、みんなで支え合いながら、生活できる日本が大好きです。
きっと誰もが、普通に今してる行動に影響されて、誰かの生活を支えて、支えられて、それがたまたま今回は能登半島に大きな被害が出てしまっただけ。ただそれだけ。
私のうちが被災したら、ボランティア来てもらう側だったかもしれない。

今日は穴水町でのボラのあと、能登島に渡ってできるだけ海岸沿いを走って一周して見ました。
水田には美しく水が張り、田植えが終わっていました。なんか泣けてきちゃった。
ボラして現地のおばあちゃんと仲良くなったら、私も地元に帰りたくなって、ほんの少し足を伸ばして長野に寄りました。能登で見聞きした事を何人かに話したのですが、最後に、1番酷かった場所のすぐ近くでも、田植えが終わってたよ。と言ったら、全員すごく嬉しそうな顔をしてました。田んぼやった事のある人なら、分かるんです。どんなに被災が酷くても、そこで生きていくという覚悟を持って、今年も田植えをした事が。

泊まってる所で、高速道路から見える田んぼに水が張ってて、田植えが終わってるの、生命力を感じていいですよね!
って、治水の話になってたんで、言ってみたんです。
そしたら、そこにいらっしゃった、大学教授と仰る方が「今年田んぼをやると、助成金がすごくおりるから」と、私に完全に背中を向けたまま、私の言葉への共感もなく、瞬殺されたんです。言葉に出たことが100%とは思ってないけど、あまりにも想像力がなさすぎるよ。

ちがうんだよ。そうじゃないんだよ!
って私は思いました。
お金は確かに動機にはなります。
でもね、田んぼの管理って本当に大変で、1年休ませちゃうと、荒れるんです。本当に荒れる。
本当に毎年大切にされている田んぼに田植えに行くと、裸足で入っても足怪我することなんてないんです。土は柔らかく暖かで、異物の1つもありません。
そして、持ち主の方の、田植えをする所作まで美しいんです。
田んぼ毎年やってる、能登の人がね、助成金目当てで田植えをしてるとは思えないんです。
それをするのは普通の事で、特別なことじゃない。そりゃ場所に寄ったら、今年出来なかった所もあると思います。被災の程度が悪くて、田植えしたくても出来なかった人もいると思う。
でも、これだけの被災があっても、生活を放棄することなく、ここで生きていくために、ここで生きていこうと、日常を過ごす人がいる。
そういう、能登で日常を送ろうとしてる人が居るから、私たちもお手伝いができる。
目の前の掃除しか、できないけど、手伝わせてくれる人がいる。
幸せなことじゃないですか。
亡くなってしまった人も居るけど、被災を生き抜いて、ここで生きていくと生活する人がいる。その人と触れ合うことができるのも、お互いの命あってこそです。
すごく高すぎることなく、美味しい国産のお米が、スーパーで買える。それを主食として、私達が生きていくことができる。

ねえ?
支えてるのどっちですか?
支えられてるのどっちですか?

じゃあその大学教授様はさ、同じ助成金だすから、国産のお米1粒も買わずに、自分でせーよって言われて、それはお得だ!やろうって、思うってことだよね?
土地用意して、田起こしして、水張りして、何とかして工作機手に入れて、苗床作って、田植えして、毎日水位を見て回って、雑草どうにかして、成長に合わせて水管理して、田んぼやってる間家族で旅行にもいけなくて、毎日毎日見て回って、害虫と戦って、稲作病と戦って、対処して、受粉してるか見て回って、成長に合わせて水止めたり管理して、頭を垂れていい頃合いで稲刈りして、干して、脱穀して、適切に湿度温度環境管理して、精米して、流通に乗せて…。
助成金あればできるんだよね?
助成金出るから田んぼやってるって思ってるんでしょ?
じゃ同じ助成金貰って自分でやればいいじゃん?

田んぼ舐めんよ。

ついでに言わせて貰えば、22時30分が消灯で、みんなそれに合わせて食事取ったり、翌日のボラの準備したり、体調整えたりしてるのに、22時30分にスーパーで買い出ししてきたってお寿司やらお刺身なんやら並べて、「こうやって人生論話すのがいい」? あのさ、みんなここにボラしに来てるんよ。あなたの話聞きに来てるんじゃないのね?
私は嫌だから始まりそうな時にすっと抜けて、後で所々済ませて戻ったけどさ、10人いたじゃん? ここは大学教授様が偉い大学じゃないのね。ここに泊めさせていただいてる人みんな平等なの。平等に、発言権があるの。
あれ?ガチの専門家前にして、話入れなくてプライド傷つけちゃったかな?
10人いるのね。自分の話聞いて欲しかったら。10回以上は話聞いて、相槌打って、共感して、その態度示して、やっと自分の話できるんじゃない?どう?どう思う?
あなたが連れてきた学生さん、一言も喋らないから「喋っていいんだよ?」って言ったのも私。「なんで来たの?」って話振ったのも私。学生さんちゃんと、こういう動機で来たかったって、意見もってるじゃん。なんで、それ聞かないの?話させないの?それ知ってた?学生さんのバックグラウンドちゃんと知ってた?大学教授様の有難いお話より、その大学生の話してくれた事の方が、私はずっと胸に響いたよ。

全く理解出来ないんだけど。
ここの人が親切にしてくれるから、居心地いいからリピしてるんでしょ?ってことは、普通のゲストハウス泊まるより宿泊費寄付してるんだよね?まさか、してないなんてことないよね?
22時30分の消灯あなたの行動でみんな乱れて、迷惑かけてるって自覚ある?
お寿司ご馳走したらいいの?ちなみに私あなたの持ってきたもの1口も食べてないし、その前に自分で買ってきて食べてた食事のゴミ、ちゃんと持って帰るようにまとめてるからね?
ここは、ゴミは自分で持ち帰るってルールあるんだけど、管理さん参加の宴会だからって、ゴミ捨て放棄したね?
全員がそれしたらどう?
成り立つ?
大人の事情は施設にご迷惑になるから書かないけど、私が相槌以外で、ほとんど初めて田んぼの事一言発した時に、私の方振り向きもせず、的外れなマウント取られて、あたしはめちゃくちゃ不快だったよ。人が何か言ったら、共感して、肯定して、その上で自分の意見発するのがコミユニケーションじゃない?ちがう?
私は失礼な人には、その人がするように失礼な態度とるからね。
ここでの行動考え直した方がいいんじゃない?

あーーー愚痴ってしまった。
スルースキルが足りない。

私はボランティアぶっちゃけ、高速道路無料目当てで参加しました。
私は今経済的に、人生の中の1番の氷河期で、東京から、関西に行かなきゃ行けない用事があった。それが決まっていて、友人がTwitterで能登のボラの事ツイートされてて、高速道路無料の件も初めて知りました。
ガス代だけが少し高くなるだけで、帰りの高速道路代タダになるなんて!が、最初の動機です。調べたら本当に無料になった。
3万円程の高速道路代無料にしてもらうんです。私なんか来ても邪魔になるだけだと思ってるけど、高速道路代位は勤労せにゃバチがあたる。
人間、打算的な生き物だとつくづく思います。

高速道路代無料にしてもらえて、ボラさせて貰って、ありがとうって言って貰えて、気持ちよく寝れる。幸福を感じられる。
こんなラッキーな事ないですよ。

でもね、最初に言った通り、私はボランティアに来ることが正義だとは思ってません。
そんなことより、日常を大切に、生きて行く方が大事だとおもう。
仕事で社会に貢献するだけじゃない。
自分の大切な人を、大切にして過ごすこと。
自分自身を大切にして過ごすこと。

そっちの方がずーっとずーっと大事だと思う。
その上で余裕があったら、ボラしてみませんか?

どの立場から言ってんだって、
随分偉そうになっちゃったけど、

朝になったら起きる。ご飯食べる。トイレ行く。洗濯する。掃除する。夜寝る。
春になったら田起こしして、田んぼに水を張る。苗床をつくる。田植えをする。

一緒じゃない?
自分の生活を大切にしてるだけじゃない?
助成金もらえたら、貰えた方がいいよ。
お金は方法論だから。あった方がいいよ。
でも、特別な助成金なくたって、北陸の人、能登の人、田植えできる状況なら、してるとおもうよ?
それが、当たり前だから。
それが、生活していくということだから。

そういうの、ほんのちょっとお手伝いさせてもらうだけ。
ボラってそういうもんじゃん?

主体はあくまでそこで生活する人。
そのお手伝いさせて貰ってるだけ。

ボラ行く余裕ないよ!ってこれ読んで思ってくれた人もいるとおもう。
私は東日本の時、出産直後で、それに手がいっぱいでなんにもできなかったよ?
それ悪いこと?
新生児の生活を守る事と、ボラに行くこと、どっちが偉いって言える?
どっちも大事じゃない?
比べられるものじゃない。

ボラの為に仕事休めない…。
ボラの為に生活離れられない…。
それ悪いこと?

違くない?
全然悪くなくない?

自分自身を大切にすること…。
私はそれが何より大事だと思う。

そんなおばさんの戯言でした。
ボラ行くことだけが正義じゃない!!!

今日は穴水町のボラにお世話になりました。
楽しかったです。
ボラセンも場所によってこんなに違うのか…。と気づきがあったので、後ほど上げますね!

今日、私のテキストを読んで、もっと頑張ってみる。ってわざわざ伝えてくれた知り合ったばかりの友人がいた。
すごく嬉しかった。
テキストは読んでくれる人がいるから、成り立つ。読んでくれる人が居なかったら、日本語を使う意味が無い。

ぽーぽーぽぽぽ
でも
なめさのまにやさか(適当に携帯画面叩いた)
でもなく、

日本人に通じる日本語で書くのだから、
それを読める人に伝わって欲しい。
決してボラに参加できた人が偉いんじゃない。
そんなマウント存在しない。
自分自身を大切にすること。

その延長で、誰かの手助けがらできたら、そんな幸せな事ないよね!!

今日も空に星がきれい
おやすみなさい

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