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【対話体小説】『薄っぺらい記事書いてんじゃねえよ』

《本作には過激な表現が含まれる可能性があります。苦手な方は読まず、そして小さなお子様の手の届かないところに置いておいてください》

「オイ! お前、いつも薄っぺらい記事書いてんじゃねえよ」
「あぁ? 何だてめえは?」
「だから、いつもいつも薄っぺらい記事ばっか書いてんじゃねえってんだよ」
「そっちこそ、高尚な記事書いときながら、人の薄っぺらい記事読んでんじゃねえよ」
「人様の迷惑だから、これ以上、薄ぺっらい記事投稿すんじゃねえよ」
高尚なお前ら相手に商売やってるわけじゃねえんだよ。こっちは薄っぺらさ求めてやってんだよ」
「誰がお前の薄っぺらい記事なんか読みてえんだよ」
「だから読んでんじゃねえよ。オイ、薄っぺらい野郎ども、集まれ。この高尚なおっさんが何か言ってるぞ」
「何だ何だ? 高尚なおっさんがこんな薄っぺらいオレ達のところに何の用だ? 攫っちまうか?」
「な……何だ……お前らは? オレはコイツと1対1で話してるんだ。数で取り囲むなんて……ひ……卑怯じゃねえか」
「オイ、高尚なこと言ってんじゃねえよ。薄っぺらい野郎ども、その高尚なおっさん押さえろや」
「お……おい……な……何をするんだ……ぼ……暴力はやめろ……や……やめてくれ……同じクリエイター仲間じゃないか。そんな野蛮なことはやめて……は……話し合おう!」
薄っぺらい奴ら相手に高尚なこと言ってんじゃねえよ。オラァッ!」
「グハッ! や……やめろ……やめて……ください。ウウッ……」
薄っぺらい野郎ども、裏に○○有っただろ。アレ、持って来いや」
「ヒィ~ッ! ちょちょ……ちょっと待ってくれよ。冗談だろ? 冗談……ですよね? そ……そんなことして、どうなるか分かってるんですか? み……皆さん、何十年も刑務所に入ることになりますよ! も…もしかしたら……し…死刑になるかも……ねぇ、後先のこと考えましょうよ。皆さんも大切な方たちがおられるでしょう? その方たちもきっと悲しみますって。わ…私にも家族がいるんだ。なあ? 分かるだろ? もう薄っぺらいこと書いても何も言わないから……なあ…勘弁してくれよ……ちょちょちょ……何ですか、それぇ~?! す…すいませんでしたぁー! うわー! 申し訳ございませんでしたっ! 私の方こそ皆さんの記事を尊重する気持ちを忘れた大馬鹿者でした! 心を入れ替えて真人間になりますからっ! 本当に許してくださいっ!」
高尚な命乞いしてんじゃねえよ。オイ、薄っぺらい野郎ども、ちゃんと押さえとけよ!」
高尚な真っ赤な血流そうとしてんじゃねえよ!」
高尚な真っ赤な血しぶきブシャ~ッと人の顔に飛び散らかそうとしてんじゃねえよ!」
高尚な脳漿ブチ撒けようとしてんじゃねえよ!」
高尚な肉片吹っ飛ばして、人のジーンズの膝、汚そうとしてんじゃねえよ!」
「ヒ……ヒィ~ッ! 誰か~、助けてください~っ!」
「オイ、薄っぺらいの、どうした? 早く○てや」
「これから先は垢バン喰らうとやべえから、いったん記事閉じてからやろうや。へへ」

(完)

~補足~
本作は完全なるフィクションです。
そりゃ分かるだろ。薄っぺらいこと書いてんじゃねえよ


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