「娯楽」と同時に「学び」にもなる最高の読書とは?(ひげもじゃおじさんについての本をよんで)
「『マルクス 生を飲み込む資本主義』
白石聡 講談社現代新書 2023年」
「結局マルクスってなにした人なん?」
これを読めばその疑問は一瞬で吹き飛ぶでしょう。
簡単すぎず、難しすぎない。ちょっと難しいけど、分からなくはない。
それくらいの本が自分にとって一番読みごたえがあって、面白い。
簡単すぎる本はエンタメとして読むには面白いけど、学びとしての面白さは少ないし
難しすぎる本は訳が分からなさ過ぎて、学び要素もなければエンタメ要素もない。
簡単さと難しさの絶妙なバランスが取れた本。
自分にとっては「マルクス、生を飲み込む資本主義」が、その一例だった。
大学生になって、
「これからは親じゃなくて自分でお金を稼いでいかなきゃいけないんだよなあ」
「ああ~、でも、働きたくねえ~!!!!!!」
という、多くの大学生が思うであろう意識が頭をもたげる中、
「働き方」とか「お金」とか「資本主義」について何かと考えるようになった近頃
自分は、それらについてもっと真剣に考えたい!
(なるべく楽して稼ぎたいから。楽するためにはどんな労苦も惜しまない。)
と思いつつも、それでもやっぱり
マルクスの「資本論」とかをそのまま読むのはちょっと…無理(^▽^)
となり、がっくりとうなだれていた自分の目の前に現れたスーパーヒーローが
白石聡さんが書いたこの一冊だったのである。
どうでもいいけど、
こういう本との出会い方ってなかなかに感動的だ。
興味があれば読んでみてくださいね。
読むだけの価値が十二分にあることは僕が保証します。
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