読書記録：ル=グウィン『ゲド戦記外伝』

　『ゲド戦記』の外伝です。このシリーズは何度か読み直していて、この本も何度目かの再読です。4巻の後に書かれた短編集。どの短編もいいですが、「地の骨」が一番好きかな。このシリーズは4巻以降はフェミニズムの影響が目立ってきてちょっと鼻につく感じもあり、この本も例外ではないですが、この本は4巻や6巻よりも物語としてのその部分の必然性が感じられて、完成度が高いという気がします。（単にテナーがあんまり好みではないので、テナーが出てこない方がいいというだけかもしれませんが。）

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