賃金、待遇改善だけに頼った雇用から、企業に対する貢献意欲を引き出す雇用に転換。 企業と社員を CSR でどのように双方向関与させるかが「働き改革」であり「雇用創造」

賃金、待遇改善だけに頼った雇用から、企業に対する貢献意欲を引き出す雇用に転換。 企業と社員を CSR でどのように双方向関与させるかが「働き改革」であり「雇用創造」

賃金、待遇改善だけに頼った雇用から、企業に対する貢献意欲を引き出す雇用に転換。企業と社員をCSRでどのように双方向関与させるかが「働き改革」であり「雇用創造」

文責 水野克己
会社の理念に共感し、会社に貢献する意欲が高い、エンゲージメント(engagement)が高い経営者ならだれでも持っているスキルです。この会社に対する愛着や愛社精神を社員が持つにはどうしたら良いか。「会社が一方的に提供すること」と、「社員が一方的に期待すること」この相反することを、社会貢献(CSR)で双方向関与させるか。これが解決できれば、賃金、待遇改善だけに頼った雇用から、企業に対する貢献意欲を引き出す雇用に転換することが「働き改革」であり「雇用創造」となります。
従業員エンゲージメントとは、企業と従業員の相互理解・相思相愛度合いを示します。従業員満足度ロイヤルティ(Loyalty)は、処遇や環境に対する評価であり、企業側の取り組みに応じて満足度が変わります。これらに対し、従業員エンゲージメントは、企業と従業員が双方向の関与によって結びつきを強めていく点が大きく異なっています。「従業員満足」は社員満足を生み出すことが目的となっているため、満足度が高いからといって、企業業績が必ずしも伸びるわけではありません。一方で「従業員エンゲージメント」は、従業員の企業に対する貢献意欲を引き出すことが目的であり、相互作用によって企業の業績向上に影響を与えるものでなければなりません。

企業と社員がCSRで双方向関与した雇用事例

社員が一方的に期待していること
 社員の興味
  車が好きで機械作業に興味がある。
 社員の目標
  自動車整備士の国家資格などを取得し点検整備や車検を行う仕事に従事する。
 社員の精神
  車を点検し、事前に事故を防ぎ、人の命を守る

会社が一方的に提供すること
 社員の目標に対して
  自動車整備士などの国家資格を支援
 社員の精神に対して
  事前に事故を防ぎ、人の命を守る活動を毎日率先、地域の公用車などを企業CSR活動として無償点検

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