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30歳の顔は自分の生きざま

゛20歳の顔は、自然から授かったもの。30歳の顔は自分の生きざま。そして50歳の顔には自分の価値がにじみ出る。” ― ココ・シャネル


高校を卒業するまでは、自分の後ろに雪崩が迫っているようなものだった。飲み込まれないように、宿題・部活・テスト・入試と、走り続けた。

押し寄せる雪崩は学生人生最大の難関、大学受験を終えたところで急に緩やかになる。

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服も髪型も、時間やお金の使い方までも、最低限のレベルを超えていれば自分次第となる世界。

とりあえず髪を茶色に染めてみる。
カフェでバイトをしてみる。
名の知れたブランドものを買ってみる。
サークルでお酒を飲み騒ぐ。
ハイっ、<女子大生>のできあがり。

これが私の、20歳までの人生。自然に授かった顔。

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20歳を越えてから
パーソナルカラーを参考に似合うファッションを選ぶようになり、どこでも同じ商品を扱うチェーン店に行く回数が減った。安いものやブランドのロゴではなく、質の良いものを選ぶようになった。


はじめは何も分かっていなかったけれど、お寺や日本庭園を巡って、伝統の美に触れるようになった。(京都にいたからね)
夏目漱石や司馬遼太郎など、とにかく有名な人の作品を手に取ってみるようになった。渋い、とか言われても、長く読まれるのには意味があるはずだと。(私の個人主義と竜馬がゆくは最高でした)

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少し波から外れてでも、自分を突き通すようになった。

25歳、折り返しにきたところで会社を辞めた。日本を飛び出した。言葉すら勉強したこともなかったけれど、フランスにやってきた。

こうして少しずつ、自主的に生きるようになってから「自分の生きざま」が生まれつつあるような気がする。

30歳になるまでに、素敵な生きざまが現れた顔になれるよう、経験を積んで色々な要素を吸収していきたいものです。

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いいんですか?いいんですか?サポートしてもらってもいいんですか?