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売れるまでの時間残り39秒 3

あなたを一流の「ブランド」にする方法

自分がブランドになれば、売ることは劇的に楽になる

まず、次の質問に答えてもらいたい。

・無駄な努力を減らしたいですか?
・収入を上げたいですか?
・効率よく人々に商品やサービスを提供したいですか?
・利益を爆発的に上げたいですか?
・人に喜ばれたいですか?

多くの人が「YES」と答えるはずです。
「商品やサービス、またあなた自身を必要としている人が何万人もいるとします。でもあなたには24時間365日しかありません。どするべきですか?」
この問題に対する答えは「対応する時間を短縮する」しかない。
それが39秒なのです。より正確にいうと、お客様が意思決定する時間を39秒与えて、30秒で説明・説得できないような商品やサービスは売れない。
その39秒には「セールス、マーケティング、ブランド」という3つの要素(エリア)があり、そこに次のような3つのピラミッド構造があります。

キャプチャ

今の時代、誰しもセルフブランディングを行う時代であり、自分自身のブランドイメージを良くしなければならない。
自分・商品・サービスが超一流のブランドであれば、売ることはとても楽になる。そこでブランドとはなにか?

世界初のブランド

世界最古のブランドとは、紀元前7から6世紀のリディア王国の「エレクトロン貨」という人類史上初めての「品質保証」がされた通貨である。
ブランドは英語では刻印や極印を指す。これらの印はその商品・製品をだれが作ったものであり、だれに帰属するのかを証明するものでした。
いつしか「作りてが一定である=一定の品質である」と思われるようになり、人々は一定のブランドからしか買わなくなった。

時間がたつと、このイメージは消費者の心のなかで信頼性、品質、満足度のレベルに関連づけられる。(これをポジショニングという)

ブランドとは「保証」である

なぜエレクトロン貨は爆発的に拡散したのか?

当時の問題点は
・いちいちコインを測らないと購買ができないという時間的な無駄
・もしかしたら金メッキで鉛が混ざっているコインかもしれないという詐欺の可能性

この問題を解決しているというのが一瞬でわかるように「何オンスのコインでだれがそれを100%保証するのか」を明確にしたのである。
キーワードは100%保証である。

脳が「システム1」を使った素早い決断をするには、明確に“安全である”と認識しなければならない。
そこで必要なのが「100%保証」をしてくれていること。
そしてそれをロゴや屋号を通して教えてくれることである。

人の脳は商品が高品質であると認識した瞬間、購買率が平均30%上昇する

ゆえに何かしらの品質にかかわった保証が必要となる。
あなたやあなたの商品・サービスは何を100%保証してくれるだろうか?
当然ぼほ100%でも構わない。

なぜ、あのピザチェーンは「30分以内にお届けします」と保証したのか?

Q「なぜあのピザチェーンはあんな大胆な保証ができたのか?」
A「半径20分以内で届くところにしか宅配しないから」

この保証、宅配サービスの業界ではだれもがやれたはずなのだが、あのピザチェーン店以外は行わなかった。なぜか? 人間は当たり前なことに対してそれを100%保証するという単純なことに気づかないからである。

あなたの業界で誰もが100%保証できることは何だろうか?

その当たり前は、業界外の人たちにとっては当たり前じゃないはずだ。
この条件つきの全額返金や生涯保証は「リスクリバーサル」と言い、それが保証されなかったら何をするか名言して、お客様が買いやすくしているのである。

なぜ人はこんなシンプルなことをしないのか?保証をつけないのか?
それは責任を取りたくないからである。しかし、お客様の成功や改善の責任を一部取ることがビジネスなので、しない理由はない。

あなたが100%保証できることを書きだそう

「3つのT」がブランド成功のカギとなる


ブランドのコアとなる保証は「3つのT」から成り立っている。
・時間(TIME)
・苦悩(TROUBLE)
・信頼(TRUST)
簡潔に述べると、時間軸内に、お客様が具体的な苦悩を解決する保証をすること。

心理学で信頼を勝ち取る方程式の一つが「相手に、自分と相手の向かっている目的地が同じであると伝える」こと。
解決案の提示とその保証は、ゴールが同じであり、それに100%向かう気があるという意識表明なので、結果として脳は信用する。

近代のブランディングのカギは、シンプルですぐにわかるブランディングである。 狙うブランドイメージはシンプルにしよう

ブランド制作テンプレート

ブランド制作テンプレートは次の通りです。

(1)ほぼ100%解決できると保証できる苦悩(苦痛、問題)は?
(2)時間軸は?(例:回数、年月日、時分秒、〇〇が起きたら、終えたら)
(3)万一解決できなかったら、〇〇します!(何を保証するのか?)
ボーナスこれを作るに至った理由(物語)は?

例 カシオのGshockの場合
1 ほぼ100%衝撃により壊れるという問題を解決できる保証をしている
2 半永久的に保証は守られている
3 万が一保証期間中に壊れた場合は無料で修理をおこなう
例 テレビCMでも話題のフィットネスジムの場合
1 ほぼ100%、体重を落とし、魅力的な身体がつくれると保証する
2 2か月で達成する
3 もし結果が1か月で出なかったら全額返金する

多くの場合、自分の商品やサービスが、お客様のどのような苦悩を解決できるかについての掘り下げが足りず、また的確に表現することができない

先のピザチェーンの場合は、「宅配が遅い」という苦悩を解決していると思われがちだが、実際はそうでもない。
配達の速度よりも「いつ届くのかがわからないから、家を空けたり、トイレやふろに入れず困る」というお客様の苦悩を解決していた。
本当の苦悩を理解していれば再度ブランディングを行うことも可能です。

あなたのブランドの「名称」と「ロゴ」の決め方

では、ブランドの「名称」や「ロゴ」はどう決めるのか?
まず考案したブランドの「名称」をどうやって決めるかを見ていきましょう。
このときやっていけないのは、自分の名前を使った名称にすることにすることです。


【ブランド名の決め方】
・苦痛、問題、苦悩に関連する言葉、それらを連想させる言葉
・解決策が明確な言葉
・得たい結果を連想させる言葉

たとえば、「セブン・イレブン」「24時間フィットネス」などはブランド名が何を示しているか、お客様のどんな苦悩を解決できるのか比較的明確に伝えている。
説明せずとも商品のウリがわかるからである。
そして直感で「何それ?」と意表をつくように表現できればOK。
そう思われない場合は、パンチが足りないと考えてもいいでしょう。

次にロゴの注意点は、複雑にしないこと。
図形も基本的に〇、▽、□、~、くらいしかない。
×は□を分割した線なので心理的な意味では□に分類される。
ニューロマーケティングで立証されているのは人間が丸みがあるものを好む性質があることぐらいで、それぞれの図形の意味合いは文化で変わったりする。よく言われる意味は〇が理解や明快、△がやる気や革新、□が安定や基礎、~が癒しややさしさを表すそうです。

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