創作のマストアイテム

こんなお題で「noteを書いたら」というのが流れてきたので、ゲームブック『迷宮審判』の開発環境を紹介してみようと思います。

昔、漫画家や画家、小説家の部屋というのを見るのが大好きで、雑誌や書籍で見かけるといつも心を躍らせていましたが、今の自分の環境はといえばデジタル制作中心の無味乾燥なもの。

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改めて、紆余曲折を経て辿り着いた現在の環境の必須要素を挙げてみると、以下の五点になりました。

・外付け大型ディスプレイ
・コの字デスクであること
・左手用キーボードとペンタブレットのセット
・人体工学設計のキーボード
・マウスをトラックボールに代えること

これらが無いと作業効率は格段に落ちるし、これさえ揃えば、基本的にどこでも同じ作業が出来るといったものたち。母艦はノートPC一台で、そこに電源、ディスプレイ、各周辺機器がType CのUSBケーブル一本で接続できるように多機能USBハブで配線してます。

メインとなるノートPC以外は総額10万円以内なので興味のある方はご参考までに。


まず、コの字ディスクは資料を拡げたり、マルチタスクを行うのに必要なもの。
プログラミング、物語、イラスト、音楽といった作業を一人で行うのは大変に思われることもありますが、むしろ、どれか一つに飽きても、いつでもやりたい作業に切り替えられるからこそ創作そのものには飽きずに続けられるという仕組み。
現在のデスクは既製品ではなく、中古のダイニングテーブルにサイドテーブルやサイドワゴンを組み合わせたものです。

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そして、エルゴノミクス・キーボードとトラックボールの組み合わせは腱鞘炎経験者として欠かせないもの。長時間作業しても手指に支障を来さないことは最優先事項です。
タイムラグが誤字やバグに繋がることもあるのでキーボードは有線に限定。
トラックボールは親指でボールを動かすタイプのもの。OSの設定で「マウスのスピード」を速くし、一回の動きで画面の端から端までカーソルを移動できるように調節しています。

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それから、なくても困らないけれど、最近買って便利だったのがUSBフットスイッチ。キーボードのどれか一つのキーを割り当てられる足踏みスイッチで、現在はイラスト制作時用にスペースキーを割り当てています。

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ここまでがデジタル制作環境だけれど、アナログで愛用しているのがこのリーガルパッドです。いわゆるレターパッドやレポートパットと似ているけれど、A4よりわずかに短く横長で、色が黄色いため、書類に挟んで紛れ込みにくいのが特徴。

格子柄のプロジェクトノートやタスク管理帳なども色々試し来たけれど、行きついたのはこの一冊にToDoも、メモも、アイデアスケッチも落書きもなんでも書き付けていくという方式。
ノートの書き方で迷わないというのが割と大事で、ガシガシ書いて破りい捨てていく気軽さがポイントです。


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デジタルで作業してる時も考えを整理する時には紙の文字が大切で、書き付けることでその情報を脳内で片づけられる感覚があります。つまり、忘れそうなことをメモするだけではなく、懸案事項の主要なキーワードも順に書き出していくことで、堂々巡りの思考パターンから連想を拡げていく思考に切り替えられたります。いわば一人会議用のホワイトボードです。
(部屋には実物のホワイトボードも三枚あるのだけど、そちらは主に磁石で書類を掲示物する用)


それでは、日々寒くなる折、皆様も体を暖め、有意義な創作活動を送られますよう。


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加賀ヒロツグ ゲームクリエイター
Google Playにてアプリ『ゲームブック 迷宮審判』を公開中です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=clark_and_company.gamebookc

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