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【マーラー書きたい2】精神と肉体が音楽に支配される

先週の土曜日は久々の練習。1ヶ月以上も休んだ割には、とても良いオーケストラの音が響いていた。みんな素晴らしい。コソ練みんなしてたんやな。すごい。2楽章もやりたかった。

昨日の移動や、月曜になってからも、テレワークもあってか音楽が離れない。マーラーの音楽の持つ力なのか。脳が支配されて、本来やりたかった他のことを出来なくしていく。しばらく音楽から離れていたが故、久々の感覚。

今まではあまり意識していなかった。戸惑いすら、ある。演奏活動から今年は少し距離を置こうとしているが、その気持ちすら揺らぐ。音楽の持つ力。脳に直接働きかける力。

演奏のクオリティに対する認識や批判も含めて、クリアになる。休んだが故なのか、クリアの度合いがすごい。今まで聴こえなかった音が聴こえる。これは、私の変化と、周りの変化の両方だろう。それにしても、いつも聴こえない音がどんどん、聴こえてしまう。

音楽の持つ魔力に支配された35年間の精神と肉体は、そうやすやすと変化できないということだろう。練習が終わったあと、どっと疲れた。肉体的にも脳味噌も。オーケストラというとてつもない音の宇宙、それもまたとない、マーラーの音楽。
その音楽に浸れる極上の幸せと同時に、以前はあまり気にすることのなかった、精神と肉体の疲れをあらためて感じた、そんな土曜日。さて、仕事しましょう。日常へ。

関西シティフィル 第70回定期演奏会
■日時:2021年2月28日(日)14:00開演
■会場:ザ・シンフォニーホール
■指揮:ギオルギ・バブアゼ
■曲目:マーラー / 交響曲第6番「悲劇的」
■入場料(全席指定):¥2,000 (座席指定料金¥500含む)
■チケット発売:チケットぴあ ✆0570-02-9999
       (音声自動応答 / Pコード 192-074)


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