夏の音楽活動
今日から仕事復帰。といいつつ、こんなものを書いているが。なんと、一週間以上もnoteをサボっていた。連続投稿の記録が止まった。なにげに気にしていたが、残念。またリスタート。
この夏は、いつかの夏と同じように、コンクール職場・一般の部に出場した。結果は敢えて書かないが、とてもとても、楽しかった。何が楽しかったかというと、吹奏楽に久々に浸れたこと。そう、未だにメロディを口ずさむ。「いつかの夏」をまた体験できたことは、嬉しいことだ。
とにかく暑い。練習に向かう道中(ポケモンを再開したのでマシだったとはいえ)が、暑い。朝から暑い。昼が暑いのは当たり前として、夜も暑い。熱帯夜。ベトナムより確実に暑い。日本が茹で上がっている。
暑い中ポケモンを捕まえながら、練習にせっせと参加した。新たな出会い。懐かしい雰囲気。前の団体とは違うことも多い。それでも、楽しく、やれた。忖度せず、持てる時間をフルに活用して、やった。コンクール会場も熱い。外の暑さより熱いくらい。いい大人が、結構出てる。白髪禿頭お構いなし、大人になってもオジサンオバサンになっても、青春できるなんて、素晴らしいことじゃないか。
もちろん疲れはあった。慣れないアルトクラリネットでの出場になり、並クラほど自由が利かない。音程が悪い。セッティングでかなり改善したが、及第点ギリギリというところだろう。楽器の鳴りは悪くないので、今後の更なる改善が期待される。とくに下管の響きは、もう少し良くなればかなり良いと思うのだが。一度、松ちゃんところに持ち込んでみよう。
コンクールについて書くと、いろいろあり過ぎて長くなるのでやめる。とにかく、コンクールに出られることは、青春だし、とてもとても喜ばしいことだ。それだけは変わらない。出ることの意義、コンクールの批判、連盟体制の課題、コンクール向けに作られた音楽の違和感などを語ることは、今はやめる。
そのコンクールに前後して、アンサンブルの練習をいくつかやった。これが、楽しかった。ちょうどコンクールを挟んでやっていた。ひとつは、トリオダンシュ。オーボエさんとファゴットさんとの、三重奏。イベールの5つの小品。これが楽しいのだ!10月の本番に向けた合わせ。課題はたくさんあるが、楽しい本番になりそう。
もうひとつは、オケメンバーで構成された木五。いつものメンバーで安心感がある。しかし、今回はチャレンジングな選曲(曲は内緒)過ぎて、練習が崩壊してしまっていた。まあチャレンジは大事。今の現住所をしっかり確認できる。逆に大穴曲(私目線)だったラヴェルのマ・メール・ロワがとても良い音がして、楽しかった。3月に本番やりそう!本番に向けて、詰めていって、良いものを創りたい。
音楽の創り方の話をちょっとだけすると、吹奏楽の中で物足りなさや違和感を感じるところが、アンサンブルでは感じない。それはクラリネットアンサンブルでもそう。何だろう、あの違和感の答えさえ自分で見つかれば、吹奏楽ももっと楽しめるのに。選曲もあるだろう。いや、やはり創り方だと思う。電子音に支配される感を、感じてしまうのかも。乱暴な言い方をすると、「ハモデさんに全部やってもろたらええやん」的な、空虚感というか。あくまでハモデやメトは補助器具であろうに。
そんな中で木五と同じ日にやったブラームスのクラリネット五重奏。これが、本当にシアワセだった。まずチューニングから、私のA音に合わせるところから。
それからのシアワセ空間とシアワセ時間。ああ、死んでもいいと、本気で思った。ブラームスの魂に手が届きそうな気がした。もちろん、演奏はまだまだ。私以外の弦メンバーは本当に素晴らしく、あんなにややこしい譜面をいとも簡単にやってのける方々。ブラボー!でしかない。自分の不甲斐なさを大いに感じ、若かりし頃に持っていた悔しさを、あらためて持った。
この曲は、なんという音がするのだ。音のタッチが違う。自然と、クラリネットも変わる。あらためて書きたいが、楽器が喜んでいる。脳からなんかいっぱい出ている。身体が反応する。
一番好きな曲は?と聞かれて即答するぐらい、好きな曲。いつも、演奏できたら死んでもいいと、思っていた。本当に死んでもいいと、思った。かすかに僅かながら、もう少しで手が届きそうなところに、行きたいとも思った。まだそれを、ワガママ言える段階ではない。今はこのシアワセを噛み締めておこう。
そんなこんなで、夏の音楽活動のご報告、おわり。
ちょっとサポートしてあげようかな、と思っていただいたそこのあなた!本当に嬉しいです。 そのお気持ちにお応えできるように、良いものを書いていきたいと思います。ありがとうございます!