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エンターテインメントとリアルと

ロシアのウクライナ侵攻をエンターテインメントと書けば、すごい非難を浴びそうだ。

個人の見解だし、このnoteはじめ言いたいことが言いやすいSNS全盛なのだから、言いたいことを言わせて欲しい。言わせておけばいい。言いたいことに文句を言うのも然り。賛否両論、フェイク上等、炎上はマーケティングの時代。

過敏に反応するから疲れるのであって、気にしないのが一番だ。見ると気分が悪くなるなら、見なきゃいい。どうしても反論したければ、すればいい。テレビに出ているタレントの言葉を信じる人は減っている。そもそも、テレビが間違ったことを言うこともあるのだって、みんな分かってきた。

たしかにYouTubeなどには、事実とは異なることが溢れている。しかし、全てエンターテインメントと割り切ってしまえば、ええんちゃう?と思う。「真実はいつもひとつ!」かもしれないが、その語っているコナンは、エンタメの最高峰のひとつ、アニメの中なのだし。

真実や事実を追い求めることは重要だが、とても骨の折れることだ。正しい証拠を集めて一次資料に当たって自分の目と耳をすら疑ってかかって、やっと確率論でたどり着けるかどうか。それを追い求めるよりは、エンタメ思えば、気持ちはずいぶんラクだ。

仕事をゲームに喩えて、楽しく仕事するように教えられたことがある。時間はかかったが、たしかにゲーム的要素を楽しめるようになってきた。仕事と同じで、世の中の出来事も、フェイクまでには行かずともエンタメで良いのではないか。その出来事のリアルかどうかを問わず、リアリティを持ったエンタメと割り切ってしまえばよい。

ウクライナ侵攻についても、この極東にあるアジアの島国で、どこまで情報のリアリティを判断できるのか。映像の時代、映像だけを見て悲惨さを過激に魅せるのは、映画だって上手だ。1222人もの市民が虐殺されたという。悲しいことだ。ロシアは、フェイクだという。本当なのか。フェイクが本当なのか。ロシアは、信頼に値しない?プーチンは気が狂った?ではなぜ、総力を上げて暗殺しない?ロシア国内でなぜ、暴動が起きない?

ロシアは悪だと、言い切れる自信は、私にはない。善悪の判断は、価値観次第であろう。その価値観を無意識に押し付けていないか。私は営業職なので、お客様が押し付けてきたら気持ちよく、「ですよねぇ~」と言う。まあそういう話をしてくる人に限って、押し付けていることに気付いていない。物ごとは一面だけを見ていてはすべてが見えない。人間社会の成り立ちは、他社との共存が基本中の基本だ。相手の立場に立って考えろと、ずっと教えられてきた。ウクライナの立場に立ってあげることや欧米の立場は良くて、ロシアの立場を考えること自体が、悪なのか。ロシアの立場を断罪することは、私にはできない。

エンタメとして、次の展開が目を離せない状況になっているが、どうも欧米が手仕舞いしたがっている雰囲気も大いに感じられる。フランスの大統領選挙がひとつの大きな盛り上がりタイミングだろうか。不謹慎上等。大東亜戦争の日本人死者は310万人。うち民間人80万人。


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