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韓国からの友人と九州の旅2

たった2泊3日の旅でも、感じることは大いにある。

今回来日した私の友人2名は、大学時代のオーケストラ仲間。学科の友人などはとうの昔に疎遠だが、彼らとは今だに毎年何かしら会っている。

韓国スキ?キライ?

韓国については、いろんな人がいろんなことを言っている。大上段から「韓国キライ!」と言う人もいれば、草の根で「韓国スキ!」と言う人もいる。各種アンケート調査もあるので、興味のある人はググって下さい笑

誰に聞いたか忘れたが、「好きの反対は無関心」という言葉がある。この脈絡でいうと、恐らく、韓国に対して無関心でいる人が、以前より減ったことは確かだろう。たとえ隣国であろうと外国の法務長官のスキャンダルまで知りたいだろうか?キライな人も、スキな人も、韓国に無関心ではいられない、そんなところだろう。

友人2名は、片方は日本がスキで、片方は無関心からちょっとスキになりつつある、というステータス笑である。スキな方をA君、ちょっとスキな方をB君としよう。

A君は日本での留学経験もあり、日本語も達者で、なかなかの日本通だ。松田聖子のファンだったりする。そんな彼でさえ、やはり考え方の根底は当たり前ながら韓国人らしい考え方の持ち主。

B君は日本語はできないが、中国語も英語も操る国際派。米国留学経験者で今は韓国で社長をやっている。日本に遊びに来ているのは、古い友人に会いにくることが主目的で、あまり日本のことに関心が大きい訳ではない。考え方はフラットだが、少しA君より韓国色が強い。

A君もB君も、とても良い奴だ。こうやって年1回でも、友情を分かち合えることができる、貴重な存在だ。宗像大社の高宮祭場にこの友情が永く続くようお祈りしたので、しばらくは大丈夫だろう。

友情は永く続けたいし、続いて欲しいと強く思う。しかし、主義主張や思想は別だ。その議論はとても楽しい。だが、絶対に受け入れられない部分がお互いあったりする。

韓国のセクハラ事情

最近の韓国事情と関連してとくに気になったのは、男性視点での女性との接し方、平たく言えばセクハラ問題だ。

今韓国では、「髪切ったんだね!」と声をかけるだけでセクハラになるらしい。ほんまかいな!と言いたいところだが、他にも「酒を注がせる」だとか、「女子の注いでくれた酒はウマいね!」とか言っちゃうとか、即アウト。

韓国社会はとても男性中心で、家父長制が色濃く残っていたし、嫁が息子を生まないと捨てられた過去まである。韓国の伝統家屋では、台所に近い女性の住む狭い空間と男性の広々とした空間と分かれており、女性はお呼ばれしないと男性の部屋に入ることすら許されなかった。

そんな韓国社会が急激に変化している。これには驚き。昨今の#metoo運動などはかなりの社会的なインパクトだったようだ。日本でも実名顔出しで性的被害を訴えた加害者が敗訴(控訴中)した事件があったが、韓国も著名な詩人や経営者、政治家が捕まっており、社会的に抹殺されている。韓国の方が社会的に急激な変化を巻き起こすまで至っているようだ。

そんなことを、日本酒とイカの造りを食べながら聴き入った。何とも、男にとっては「生きづらい」世の中になった。と書いてしまうとセクハラだろう。韓国だとお縄だ。A君にしてもB君にしても、「生きづらい」と感じるヒマもなく、社会の変化に柔軟に対応する様に、大いに驚いたことが真相だ。

翻って日本社会はどうか。女性の権利拡張は言われて久しい。主戦場について書いたときにも思ったが、女性が強くなることで相対的に男性が弱くなる。このことに日本の男性はかなり強く、陰湿に、抵抗しているのではないか。また日本の女性も、陰湿な抵抗感から、そこまでのことを発信できないでいるのではないか。

ナイーブな問題だし、正直言ってそんな「生きづらい」社会は一人の男としてはイヤだ。しかし今回、私自身の言動も見直す、重要な機会になった。

もっと、韓国人の見る日本人のスキ!キライ!を書きたかったけれども。

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