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【コロナ感染リアルリポート16】3週間ぶりに会社のパソコンを開いてみた@入院15日目

5月5日(水)こどもの日。端午の節句。朝は雨でどんよりだったが、夕方は晴れて、気持ち良さそう。ちょっと暑いかな。

天気のように、今日は登り調子の一日。
昨日は10時に寝たので、なんと目が覚めたのが4時。4時に起きて、めずらしくラジオを聞いた。朝の時間を持て余す、とは。なかなか。少し、オヤジの夢を見た。

朝から酸素量を減らしていただいて、午後も減らして2→1→0.5Lと刻み始めた。もはや不要に近いレベル。思えば、遠くへ来たもんだ。酸素濃度が安定すると、素直に嬉しい。パルスオキシメーター、欲しい。

朝のルーチンワーク、自分で歯ブラシ、トイレも小3回、大1回。快便。ステロイドも減らしていくとの先生の診察。酸素なしで、トイレも行った。数値もさほど減らず。ちょっとふらついたが、何とかなるレベル。確実に体力は戻っている。病室に新たな男性の患者さんが入って、4人部屋に3名になった。感染者、増えてるしね。同じ中等症の仲間だね。一緒にがんばって行きましょう。

今日は、脳みそをちょっと使った。会社のパソコンを、3週間ぶりに開けたのだ。とはいえ、溜まったメールを見て、振り分けるぐらいのことしかできなかったが。それでも、1時間くらいパソコンやるだけで、疲労感がまあまあ、ある。これはしょうがない。まあ、少しずつ慣らしていくしかない。今日は、「パソコンを開ける」ことが目標だったから、それができて良かった。目標達成だ。

開けたら開けたで「あれどうだっけ?」「これはやばいかも」「そういえばあの件は」というのが出てくる。これもしょうがない。今日は何も手を打たなかった。ごめんなさい。でも、明日には少し、やります。もう少し、できるようになるはずです。これは、ちょっとギアを入れればできそうではあったけれど、一旦は、やめた。何となくではあるが、ちょっと不安な気持ちが走ったからだ。行けそうかな?とも思ったが、今は心の声に従おう。無理してぶり返しては、元も子もない。

やはり、予想以上にパソコン=業務は脳の疲労を誘っているということが、間接的に明らかになった。久しぶりというのもあろうし、普段は気付かない何らかのストレスを感じた。これは、今後仕事に復帰する上で、もっと考察すべきことかもしれない。意識して、ストレスを溜めず、業務を合理的にかつ効率的に遂行することを心掛けていたが、病人状態=脳のリセット状態からの今日の自分の脳と身体の反応は、かなり示唆するものが大きかった。

恐らく、そのストレスは蓄積されていたはずで、それがいろんな悪さをしていたに違いない。なので、そのストレスをもう少し深掘りして、もっとストレスを感じず、また感じたとしても最小化できるよう、良い方法を探っていきたい。溜めないに越したことはない。

後は、ゲームしたり、本を読んだり。本は「空気の研究」と「大河の一滴」を読了。「空気の研究」は序盤めちゃめちゃ面白かったが、後半は読むのに骨が折れた。それでも良い本だった。臨在感的把握。大日本帝国の大和進撃。水を差す勇気。
「大河の一滴」は、沁みた。五木寛之の優しい文体が、ソフトに刺さる。ネガティブで、ネガティブであることを是とする。泣いて生まれてきたこの身、笑って死ねるだろうか。人のやさしさ。生きることの、根本的な、辛さ。辛い中での、生きる意味。コロナ患者には、沁みる。どこかでまた、読み直したい。

ちなみにゲーム。今日はゲームをたくさんした。麻雀を久しぶりに。あとはApple Arcadeのソリティア。その昔「上海」っていった、牌を上から取っていくゲーム。古いゲームって、単純で良い。ソリティア楽しい。ゲームを長くできるようになっただけでも、気力の戻りを感じている。

あとは、シャワーに入りたい。看護師さんに、酸素も大丈夫でもう入れるよアピールをしたが、今日はダメだった。残念。仕方ない。明日、できるといいな。シャワー浴びてぇぇぇぇ、、、

もはや気力は戻ったといっても過言ではない。この調子で、しっかり身体も動かして、体力の回復に努めよう。ストレッチとか、少し腹筋とか、やったりすると、やはり筋力の衰えを感じる。普段、結構筋肉くんたちも頑張ってくれてたんやな。できる範囲で、少しずつ。

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