コロナのせいでオフィスが出社禁止になり、ゲームの中に社屋が移転してしまった件
お疲れ様です、pontaです。
某ウイルスで社会不安が増大している中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私はアラフォーですが、まさか自分が生きているうちにこんなことが起きるとは正直、思っていませんでした。
「世の中はだんだん良くなっている。人類は戦争と飢餓と疫病を克服した」と思っていたんですが、まだダメでしたね。
疫病一発でここまで崩れるとは。
とはいえ、私の父母も戦争を経験しましたし、ご先祖様も飢饉だの噴火だのを経験しています。
逆に言うと人間、生きているうちに一回くらいはこういうことにめぐり合うようになってるのかもしれませんね。
そして、戦争や疫病といった災厄が終息したあとはたいてい、人類は進歩するものです。
ペストで人口が減れば、貴重な労働力となった農民は大切にされるようになりましたし、戦争が起きれば、動員された女性や黒人に選挙権が与えられました。
今回のコロナでも、社会とか経済は傷つきながらも、落ち着いた後は無駄な会議や会合の省略、リモート学習の推進などで社会は進歩するかと思います。
というかそう思わないとやってられないですね。
さて、そんな中、弊社(株式会社ドズル)では、出社を原則禁止とし、その代わりにマイクラというゲーム内でオフィスを作り、出社をすることになりました。
弊社の主要事業は代表ドズルのYouTubeチャンネルでして、そこでマイクラのコンテンツが伸びているというバックグラウンドもありました。
マイクラとは、プレイヤーの代わりとなる「アバター」が、山や土からいろんな素材を切り出し、サバイバル生活を楽しんだり、ブロックを配置し建築を楽しむ非常に自由度の高いゲームです。
その世界の中でオフィスを再現し、そこで集合して働こうという計画です。
会議なども当然、マイクラ上で行います。
その様子は下記動画でご覧ください。
この動画が好評で、公開1日で6万再生を達成しました。シリーズものとして今後も続いていくと思います。
この「マイクラ上にオフィスを作る取り組み」はいいところがいくつかあります。
①コロナの影響でスタジオに人が集まれない中、動画素材がオンラインで撮影できる。
②社員同士のコミュニケーションが取れる
③、オンラインで仕事ができる…と言いたいところですが、実際に業務をマイクラの中で完結することはできません。簡単なチャットはともかくMTGはzoomで。チャットはslackが優れています。
とはいえこの「マイクラ出社」のいいところは、「会社に帰属している」という意識を持ち続けられることかもしれません。
リモートワークは意外にはかどるもんで、そこまで不便は感じていません。ただやはり、オンラインに移行したことで仕事がなくなってしまったアルバイトの子もいたりして、日常が壊れた面はなきにしもあらず。
ただ、そんな中、オフィスをみんなでバーチャル空間上に作る作業は「ここにあれがあったよね」なんてみんなで思い出しながらの作業で、イメージを共有するわけですよ。それぞれの自宅で。
壊れてしまった日常を、取り戻して前に進むための共同作業。
それが僕らにとってのマイクラ出社なのかもしれません。
そしてそれぞれの得意分野を活かして、ミュージシャンの子は社歌をつくったり、素材を集めたり、効率的なシステムをくみ上げたり、まあ私ならブログを書いたりして「力を結集して、役立つ」のです。
こうして集団に帰属して安心することは別に弱いわけじゃなくて、人間として当たり前の社会的行動だと思っていて。マイクラ出社は、いま、本来の仕事を円滑に進めるための欠かせないツールになりつつあります。
ゲームだったりデジタルは「ぬくもりがない」と思われがちですが、その実、中に人がいる以上、人間臭さからは無縁ではいられないのです。
マイクラ出社でそんなことをあらためて思い出した次第です。
私は引き続き、へっぽこ無能たぬきとしてマイクラ動画に登場するので、見かけたらせせら笑ってください。
以上よろしくお願いします。
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