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「なぜいい大学に入るのか?」という質問に対する回答―「学歴という虚飾で他人をだませる機会が多いから」という身もふたもない話

お疲れ様です、pontaです。

受験や学歴について質問を受けることがあります。

そうやって相談される場合、勉強の意味について悩んでいる高校生からが多いですね。

「勉強する意味」について深く解答すると、「情報を取捨選択し、正しい判断をするため」とか「物事を深く考える力を得るため」といったところになるでしょうか。

でも悲しいかな、それで腑に落ちるような人は言われる前に勉強してるんですよねー。

そこで今日は、浅く。けれども本質的な「学生時代に勉強する意味」について回答したいと思います。

高校生のときに勉強する理由は「いい大学」に入るため

学生時代になぜ勉強しなければいけないかというと、いわゆる「いい大学」に入るためです。

ではなぜいい大学に入らなければいけないかというと、いい企業に入ったり、大きな仕事をするためです。

「いや、学歴がなくても頭がいい人はたくさんいる、仕事のできるできないとは関係ない。そして私は頭がいい!」と思っているかもしれません。

そうです。あなたは頭がいいかもしれません。それは否定しません。

学歴は、頭脳の良し悪しと相関関係はあるけれども、完全保証はしてくれません。

みなさんの思う通り「学歴はないけれども頭のいい人」「学歴はあるけれど馬鹿」なんて、腐るほどいます。

でもそれって「世の中は頭のいい人だけじゃない」ってことですよね?

そう、だいたいの人は、あなたの本質的な頭の良さなんて、見抜く力も時間もないのです。

学歴という虚飾でダマせる機会は意外に多い

ではどこで頭の良さを判断するかというと、学歴のようなブランドだったり肩書なのです。

肩書もブランドも錯覚です。ハリボテです。虚飾です。でもこの世はこうした錯覚によって、判断する時間を短縮させて助かっている面もあります。

そうやって、学歴のいい人は錯覚を利用し、学生時代に割のいいバイトにつき、知識豊富な友達と過ごし、性的交渉の機会を多く得て、よさげな企業に入り、大きなプロジェクトに携わります。そこで仕事の地力をつけつつ、「大プロジェクトに携わった人」として履歴書に箔がつきます。人脈もできます。

「いい大学を出たふつうの人」はこうして、なんだかんだで「いっちょまえのキャリアの人」に仕上がっていくのです。その人は、そのキャリアをもとにまた別の仕事を任され、複利でどんどんイケてるビジネスマンに成り上がります。

もちろん「学歴のない、頭のいい人」だって努力次第で成り上がることはできますが、最初は小さな会社の、すごく小さなプロジェクトからのスタートになるので、名を売る機会も乏しく、履歴書に書く仕事もしょぼいものになりがちです。

こうして貴重な20代を機会損失していくうちに、せっかくの「頭のいい人」が「地頭はふつうだけれどもいい企業に入った人」に大きく差をつけられていくのを死ぬほど見てきました…。

「社会に出たら学歴なんか通用しない」のは本当。でもけっこう、根本ではウソ

よく「社会に出たら学歴なんか通用しない」と言いますね。

その通り。

ただ、就職だったりフレッシュマンの時に学歴は通用します。そこで任される仕事によって、今後の社会人人生の元手が変わるのもまた事実なのです。

学歴は20代、「何者でもないとき」に他人をだますための良質なツールであり、クラロワでいったらタワーレベルが2,3くらいの違いがあります。

クラクラでいったらゴールドパスがあるかないかくらいの成長速度の差があります。

「学歴なんて虚飾、社会に出たら学歴なんて通用しない」それはその通り。

ただ、20代前半のうちは虚飾が通用するシーンは思ったよりも多い。そして通用しなくなるまではしっかり通用するという現実。

学歴差別、就職差別を憎みつつ、現状を利用するしたたかさはだいじ

もちろん親の経済力で進学状況は変わってくるので学歴差別はもっとも愚かなことです。

いい大学、いい企業に入っただけの人より、就職は失敗したけれども、社会に出てから頭を使って頑張っている人のほうが最終的には勝つのも事実です。

それをふまえたうえで、もし親が大学進学を許してくれるなら行った方が得ですよと。それはタワーレベルであり、ゴールドパスなんですから。

といったところで、以上、身もふたもない話でした。

よろしくお願いします。


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