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「松丸亮吾さんに学ぶクリエイティブ思考」のフェスイベントを観覧してきた 〜レポート〜

今年も、「noteクリエイターフェスティバル」の季節がやってきた!
今回こそは、生で参加できる企画があれば行ってみたかった。

その私の興味をひいたのが、

松丸くん! 子供がまだ小学生の頃からいろいろな番組でお見かけし、親子で謎解きをしていた、あの松丸くん!
いや、失礼。いまや、“クイズ” ではなく“謎解き” を全世代に多方面から広める先駆者だ。松丸さん。

彼の思考の仕方、その根本にあるものの話を是非聞きたかった。
中学生になった子供にも、馴染みの方の話を聞いてほしくて、一緒に行くことにした。


✳︎憧れのnote placeへ✳︎

ビルの7階へ行くと、ガラス張りの部屋がもう見えていた。
受付して名札を作る

なんか一丁前になった気分笑

会場は、YouTubeで見るまんまだった。
当たり前だけど。
ナチュラルスタイリッシュな雰囲気。

始まる前だけ撮影可
私の好きなリサラーソンの動物達も並んでる

子供がいるので、配信に映らない後ろ目に陣取る。
「それでは、松丸さんと村上さんが入られます」との声と共に始まった。



✳︎松丸亮吾さんのクリエイティブ思考✳︎

怒りは創作意欲をかきたてる

松丸さんは、一番始めにその話をした。
かけ算の九九を使ったものが流行ったときに、カチンときたそうだ。
その「カチン」が、どうにかしようという原動力になる。これは創作する人にも通じるのではないかと。

確かに、心に引っかかった何かはどうにかして解消したくなるし、言葉として吐き出したくなる。
私が一度離れた創作活動に戻ってきたのも、実はその行き場のない怒りに似た嘆きだったので、大きく共感した。

謎は、解いてほしい。

松丸さんは、出題する謎は、解けない!となるより「解いて欲しい」と言った。
問題を、難しくするのは簡単だと。
ただそれは意図していないと。

謎の問題を例にしながら続ける。
どこかに矛盾を見つけ、それをとっかかりにして解く。
頭に浮かんだ法則が途中で頓挫するなら、そこにもう一つ別の法則を加えて難しく解くのではなく、始めから法則はたった一つで全部がスッとクリアになる感覚になって欲しいそうだ。
そのミスリードからのひらめきが、スッキリした達成感につながる。

人と人を繋ぐコミュニケーションになる

人が好きだと言う松丸さんは、ポケモンカードなど人と関わることをよくする。
謎解きも、人とメモって一緒にできることだと。

東大の長く続くクイズサークルが、問題の監修のためにテレビの裏方として声をかけられた際に、名刺の裏に載せていた謎がテレビに出せるよ、ときっかけになったように。

これは、会社の仲間と謎を作るときにも活用される。
謎は、一回解いたら終わり。
その一回しか見せられないなら、パッと初見の感じ方に甘さはないのか、チームみんなで意見をトスしあいながらブラッシュアップし納得するまで話し合う。

広告に近いという。15秒の始めと終わりに何をみせるか。そこで印象は大きく変わる。

一人で作ると思考は固まってしまう。
人が多いほど、いろいろな方面から気づきがあがる。

創作活動をしていると、たまにいただく感想が書いた自分にとって気づきになったことがあるので、これも頷けた。

人と同じことをしない

これには、本当に共感した。
物書きも何かを作り出す人も、必ず行きつく考えだと思う。

松丸さんは、まずクイズ番組の解答者を辞めた。
暗記が苦手で、社会で赤点をとっていたそうだ。
知識を豊富に記憶できる人は他にたくさんいるのだから、自分は解く側ではなく、作って出題する側になると決めた。
東大の名も伏せた。それはレッテルとして重荷に感じることが多く、なくなって気持ちが自由になったそうだ。
そして、流行っていない所、隙間産業のような場所を探す。それは意外と近くにあるものだと言い切った。

本当に自己分析が素晴らしく、取捨選択が的確だ。
流れるように話をする松丸さんの顔に迷いは全くなく、芯の通った精神と周りをみる目をお持ちなのが、レジュメを全くめくることなくよどみなく話し続ける姿からも明白だった。

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収録が終わって、去っていく松丸さんを間近で拝見できたが、真っ直ぐに自信を携えて未来に向かう人だと思った。戦いを避けてきた松丸さんが、今あえてそれに挑戦し、脱出ゲーム世界一を勝ち取った勢いが見えた。

子供も、話全てを理解は出来なかったようだが、何かを確かに感じ取ったようだった。


とても刺激ある良いイベントに参加できた。
アーカイブがあるので、ぜひご覧下さい。

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