【怒りのデスロード】タイで運転始めるの巻 続
お久しぶりです。ちんべです。
最近は、かなり大きな企業さんからお声かけもらって
てんてこまいな日々を過ごしとります。
ありがたや。ありがたや。
そんなこんなで、前回の続き
タイで運転始めるの巻を書いていきます。
運転の日がやってきた
ついに、お客さんのところに行く日が来た。
正直眠ることができなかった。
私は変なとこでビビりである。
おばけやしきは、全然ビビらない。
むしろドカドカ進んでいく。
富士急の戦慄迷宮ではみんなの盾になったくらいだ。
だが、タイの運転はちがう
お化けよりも危険がいっぱいである。
4人乗り逆走バイク
洪水落雷
飲酒運転
これだけではない、歩道からも次々に
色んなものが飛び出す。
走り回る野(ドブ)ネズミ
横切るオネエ
油断すると空からカラスがフンをする。
そして何より恐ろしいのが
運転免許もってないやつばっかなのだ。
タイ人は、バイク免許を取りに、バイクで教習所へ行く
そんな話もあるくらいだ。
みんな気ままに道路を走っている。
安定のアメイジングタイランドだ。
そんなわけで、お昼11時半、出発の時間がきた。
ソフィアと共に車に乗り込む。
エンジンの掛け方にアワワしつつも、いよいよ出発。
まるで、月面に降り立つガガーリンのように
ゆっくりと進む。当然だ。
アラサーおじさんにとって
これは小さくて大きいベイビーステップなのだ。
住宅街の小道を抜けて、いよいよ大通りに出る。
バイクや車が通りを駆け抜けている。
緊張の中、奴らのスキを窺って、左折に成功した!!
なんてことはない。余裕である。
てかむしろ楽しい。
意外と走ってみるとわかるが、
バンコクは運転しやすいかもしれない。
というのは、道が混んでいてゆっくり進むからである。
後ろから抜けてくるバイクには注意だが
みんなトロトロ走っているので、安全である。
ただし、BTS(高架上を走る鉄道)の駅周辺は、気をつけねばならない。
横切るおばあちゃんや、客待ちで急に止まるタクシーも多い
油断すると、ヌーの大群のようなバイク集団がやってくる。
そんなこんなで、一般道を抜け出し
プラカノンにある高速道路に入る。
ちなみに、タイの高速道路は激安だ。
どんなに高くても75THB(300円)くらいである。
ドライブ好きには嬉しい国だろう。
私は、一般道よりも、バンコクの高速が一番危ないと思う。
バイクこそいないが、急な枝分かれが多く
120km以上スピードを出す猛者だらけだ。
特に運転が慣れておらず
Google Mapの音声ナビに頼る訳だが、
右折や左折のタイミングが掴めず
何回かミスって、同じところをソフィアとぐるぐる回る。
そんなことをしているうちに、
ソフィアが、カンボジアでバイクで事故った話をしてくる。
そんあ縁起でもねえ話すんじゃねえと思いながら
なんとか郊外に出ることができた。
初の給油
お客さんの工場まであと少しのところまできた。
出発して1時間、ガソリンがもう無いことに気づいた。
ボロいガソスタをちょうど見つけたので入ってみる。
このガソスタは設備が古く、なにより立ちぼうけ店員に覇気がまったくない
店員が困った顔で話しかけてけてくるが、よくわからない。
ソフィアに事情をきいてもらうと。
なにやら、ガソリンがないらしい。。
そんなことがあるのか..?
油を売るなんてもんじゃない。
そもそも店員には油がないのだ。
なんでこいつらは立っているのだ。
やる気あるのか、無いのかどっちなんだ。
色々ツッコミが湧いてくるが
店員は丁寧に、近くにあるタイで一番のガソスタ
PTT(ポートートー)の場所を教えてくれた。
無事にPTTに辿り着き、ガソリンを入れることに成功。
ちなみにタイのガソリンは、ハイオクとかレギュラーなどの括りはない。
なんと種類は、次のとおり11種類もある。
品揃えは豊富なのだが、初心者にはこれはキビシイ。
・ベンジン91(あるいは「ベンジン」):オクタン価91のガソリン
・ベンジン95:オクタン価95のガソリン
・ガソホール91:オクタン価91相当のガソリンに10%ほどエタノールを混ぜた燃料
・ガソホール95:オクタン価95相当のガソリンに10%ほどエタノールを混ぜた燃料
・E20:オクタン価95相当のガソリンに20%ほどエタノールを混ぜた燃料
・E85:オクタン価95相当のガソリンに85%ものエタノールを混ぜた燃料
・ディーゼル:軽油
・ディーゼルB7:軽油にバイオディーゼルを最大7%混ぜた燃料
・ディーゼルB20:軽油にバイオディーゼルを最大20%混ぜた燃料
・NGV:天然ガス
・LPG:液化石油ガス
オクタン価(?)やエタノールの含有量で名前が変わるらしいが
ソンナコト急に言われても、知らんがなである。
とりあえず、どっちかの91の数字を選んだ。
ソフィアが言うには、91か95なら大丈夫らしい。
地元の民が言うのであれば間違いないであろう。
初の給油もクリアである。
無事到着、そして帰還
お客さんとのミーティングも終え、帰路に着く
途中で道を間違えて、何度かぐるぐる回った。
ちなみにソフィアも免許取り立てホヤホヤ
初心者同士で、あーでもないこーでもないと言いながら
帰りは高速を飛ばして無事帰ることができた。
タイの運転は楽しい
運転初めは、生きて帰れるか心配だったが
タイでの運転はハラハラするが、楽しいが勝つ。
何より自分で自由に移動できる喜びがある。
この喜びを知ってしまった珍部は最強。
今までは封印されしエグゾディアだったのだ。
車を乗りこなした私は、もうどこへでもいける。
まさに鬼に、金棒
ジャムおじさんに、調理師免許
こたつにみかんだ。
金曜日に、チョンブリ近くの工場にアポをとり
華金でパタヤに繰り出すこともできる。
ラヨーンにある、友達のドリアン農園に遊びにも行ける。
チェンマイ山奥の象使いライセンスをとりにいけるし
チャーン島のホタルが舞う海に行ってもいい。
変幻自在の自由を手に入れたのだ。
ご閲覧ありがとうございます。
Opt.Mobil 代表/珍部と申します。
弊社では、製造業向けの送迎バス最適化ソリューション
Mii Hawkを販売/開発しております。
製造業の固定費削減にぜひご検討ください。
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