パナソニックコネクト、副業制限を緩和し社員のスキルアップを促進

パナソニックコネクトが4月から副業の制限を緩和することが明らかになりました。これまで副業をするためには事前に人事部門などから許可をとる必要がありましたが、届け出れば原則的に副業が可能になるようです。

この動きには、社員のスキルアップを促進するという目的があるとされています。例えば、システム開発では最新の開発環境や、自社とは異なる設計思想などに触れることができ、スキルアップにつながる可能性があるため、副業をしやすい環境を整えることで、社員の成長を促すことを狙っていると考えられます。

また、パナソニックコネクトは競合企業での副業は禁止する方針ですが、他社からの給与を得ることが可能になることも注目すべき点です。これは、社員の収入源を多様化することで、安定した生活を送ることができるようにするための施策であると考えられます。

なお、この動きは、ジョブ型雇用の人事制度を導入するなど、働きやすい環境を整える取り組みと合わせて、優秀な人材の確保につなげることを目的としています。働き方改革が叫ばれる昨今、企業が働き方の柔軟化に取り組むことは、社員のモチベーション向上や生産性向上につながると考えられます。今後、このような取り組みが広がることで、より働きやすい社会が実現されることを期待したいと思います。