2020年総括レポート|中国旅行業界概況&Afterコロナ中国人海外旅行の意識変化
|ENtrance株式会社と一般社団法人日中ツーリズムビジネス協会(CJTC)は、中国文化旅行部、易観analysys、龍途互動、ITB Chinaが発表した2020年中国旅行市場データに基づき、2020年中国旅行業界総括レポートをまとめました。
易観analysys公開報告によれば、2019年OTA予約市場の取扱高は1130.53億元で、前年比7.5%増となりました。そのうち、海外旅行は全体の52.84%を占めており、例年同様一番多い売り上げとなっています。
中国文化旅行部の発表によれば、2020年1-3月中国全土の旅行会社経由で、観光を目的として海外渡航した旅行者は331.1万人に達しました。2020年1-3月期間、日本に渡航した割合は全体の14%を占め、人気の海外旅行目的地の第2位となりました。
龍途互動が公開した中国の海外旅行市場回復時期予測データによると、2020年9月6日時点で、43%の旅行事業者は「9ヶ月~1年後(2021年後半)」に回復すると回答しました。
◆概要説明
本レポートの内容概要(目次)は下記の通りとなります。分析レポートの一部結果抜粋をnoteにて公開しております。
本分析レポート全データ(PDF)を取得されたい方は、文末の利用方法をご参照ください。
目次
◆2020年9月時点の旅行意向調査
◆海外旅行解禁を希望する時期
◆海外旅行で希望する旅行先
◆海外旅行の意向に影響する要因
◆アフターコロナ中国人海外旅行の意識調査
本調査は、2020年8月31日~9月6日まで、龍途互動によって行われたWEBアンケートです。調査対象は18歳以上で中国大陸に住んでいる男女、有効回答数は1078人(男性52%、女性48%)となります。以下、調査結果を紹介します。
コロナ収束後、7割の消費者は半年以内で旅行した
中国のCOVID-19感染状況は2020年4月からほぼ収束しているため、本質問で9月までに旅行を行ったという回答者は73%に達しました。そのうち61%は9月と10月の旅行を計画しました。(N=1078)
2021年、海外旅行の需要は国内旅行と逆転する予想
旅行が再開された際、いつ、どの旅行形態を選ぶのかという質問に対し、71%の回答者は2020年は国内旅行を希望し、同年に海外旅行を希望する回答は24%だけでした。一方で、2021年では海外旅行を希望する回答が国内旅行を上回り、その中でレジャー形態を希望する回答が41%、ビジネス旅行形態を希望する回答が36%に達しました。(N=1078)
半数以上の消費者は、海外旅行の旅行先に「アジア太平洋地域」最も期待
海外旅行が再開された際に一番行きたい旅行先について、「アジア・太平洋地域」を希望する割合は54%、「ヨーロッパ」は48%に達しました。一方、「北アメリカ」を希望する割合は21%しかありませんでした。「アジア・太平洋地域」と答えた回答のうち、39%は「旅行に行きたいが、感染するリスクを恐れている」、15%は「いつでも旅行に行きたい」と答えました。(n=969)
「感染者数ゼロ」「フライト再開」などが海外旅行意思決定の基準に
どのような条件を満たせば海外旅行に行くか、という質問に対して、「感染者数ゼロ(60%)」、「フライト再開(44%)」、「ワクチン開発(41%)」、「目的地の旅行回復(39%)」、「PCR検査の必要がなくなる(32%)」等の回答が上位を占めました。(N=1078)。目的地の感染終息、フライト再開、ワクチン開発が観光客が海外旅行を再開するにあたり最も影響するポイントとなります。
以上、簡単な抜粋ですが、2020年中国旅行業界概況を紹介させていただきました。
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