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ロジカルという言葉が身近に感じられたロジカルシンキング研修

ロジカルな人と聞いて親しみのあるイメージを持つ人は少ないでしょう。
だいたい以下のようなイメージではないでしょうか。

論理的、感情がない、冷たい、難しい..

私はそれが以下のような印象に変わりました。

親切、優しい、分かりやすい、丁寧..

この変化をもたらしてくれたロジカルシンキング研修で学んだことについて書いていきます。

ロジカルとは物事を伝えるということ

まずなぜロジカルロジカル言われているのか、それは相手にきちんと物事を伝える必要があるからです。ロジカルでは難しいことを簡単にして伝えることが求められています。

(例)
ある小学生の男の子が小テストで3回連続満点をとりましたが毎回カンニングをしていました。肝心の期末テストでは学校側でカンニング対策がされたために最低点をとってしまったとします。その小学生は母親に期末テストの点数についてきつく叱られて泣いています。あなたならそんな彼にどうアドバイスをしたらよいでしょうか。

まず思いつくのは、

・もうカンニングはやめたほうがいいよ。
・将来のために自分の力で点が取れるように勉強しないといけないよ。

などと伝えることではないでしょうか。ここでは正解はありませんが必要なのはアドバイスをする目的を決めてしっかりと伝えることです。

しっかりと伝えるためにはどうして彼がその行動をしてしまったのか、その理由や背景をまずは聞く必要があります。さらにいうと、彼は泣いているわけですから何を言っても聞く耳を持たないかもしれません。まずは感情に寄り添って受け止めてあげる必要があるかもしれません。相手の行動の理由や気持ちを尊重した上で話すことが敵対意識を和らげ、話しやすく聴きやすい環境となることは明らかでしょう。

また、小学生はなぜ満点を取るための行動が怒られるのか、自分の将来にとって何が重要なのか、端的に言われてすぐに理解できるでしょうか。この場合は相手の目線やレベルに合わせて小学生にもわかるような内容や具体例を交えて話すとよいかもしれません。

そういったことも含めて、必要なことを伝えるために相手の立場になって考え、相手の話を聴き、相手が理解できる言葉で話す、それが物事を伝えるということであり、それがロジカルということです。

ロジカルとは分けられるということ

ロジカルであるためにはその対象の物事を理解できている、分かっていることが必要です。そして、分かっているということは物事を分解して考えることができるということ、すなわち分けられるということです。

分かるとは、分けられること 

つまりロジカルとは複雑なものを分けることで簡単にして分かるようにすることと言えます。

(例)
ある商品を販売する会社の店舗に配属された新卒入社の女の子が、売上を100万円増やそうというチームの目標に向かっています。彼女は上司から売上を上げてほしいと伝えられましたが何をすればよいのか分かりません。どのように伝えれば彼女は自分がやるべきことを理解できるでしょうか。

まず、売上はこのような式で表すことができます。

売上 = 購入数 × 一人あたりの購入金額

売上を「購入数」という要素と「一人あたりの購入金額」に分けることができます。このイメージでもう少し分解していくと。こんな感じに分けられます。

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来店数を増やすところに注力してほしいと伝えれば、来店数を増やすには「リピーターを増やす」か「新規顧客を増やす」かが必要だということが考えやすくなりそうです。

またこのアプローチを取ることでチームの責任者にとってもどの要素に対しての施策を実施するべきかの判断をしやすくなり、まだ施策を打っていない要素を洗い出すこともできます。

分けて考えることで相手の分かりやすいレベルに話を落とし込んで説明することができ、物事を俯瞰して見ることで話を整理することができます。このように難しいことを簡単にして伝える、それがロジカルということです。

まとめ

ロジカルな人とは、伝える相手の立場や気持ちに寄り添い、相手に合わせたレベルで、難しいことを簡単にして伝えてくれる、そんな人のことなんだと思います。

ロジカルな人のイメージ少し変わりましたでしょうか。
まさに今、私もロジカルな人を目指しています。

この記事がロジカルでありますように。

あとがき

今回はロジカルシンキングを始める前にロジカルに対しての先入観を変えて興味を持ってもらえたらと思いこの記事を書きました。そのためロジカルを実践する手法(帰納演繹、MECE、四象限...などなど)についてはあまり触れていませんが、実際には便利なものがたくさんありますので興味を持ったら調べたり、ロジカルシンキングの研修を受けてみてください。

私が受けた研修は以下に詳しい情報があります。


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