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グループワークの本質は何か?
ソーシャルワークにおけるグループワークの位置づけ
ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)をその援助方法によって分類すると以下の3種類に分けられます。
・直接援助技術
・間接援助技術
・関連援助技術
これらをさらに細かく見ると、
〇直接援助技術
1.ケースワーク(個別援助技術)
2.グループワーク(集団援助技術)
〇間接援助技術
1.コミュニティワーク(地域援助技術)
2.ソーシャルアドミニストレーション(社会福祉運営法)
3.ソーシャルプランニング(社会福祉計画法)
4.ソーシャルワークリサーチ(社会福祉調査法)
5.ソーシャルアクション(社会活動法)
〇関連援助技術
1.ケアマネジメント
2.カウンセリング
3.ネットワーキング
>フォーマルネットワーキング
>インフォーマルネットワーキング
4.スーパービジョン
>個別スーパービジョン
>グループスーパービジョン
>ユニットスーパービジョン
>ライブスーパービジョン
>ピアスーパービジョン
>セルフスーパービジョン
5.コンサルテーション
社会福祉士は、これらの技術をフル活用して、福祉を通して社会に貢献し、市民の皆さんの「ふだんのくらしのしあわせ」を高める活動を行うことになります。
私は大学時代からグループワークを中心に市民活動や地域活動において実践をしてきているのですが、このグループワークとケースワークとのつながりについて、最近、見えてきたことがあります。
何故、グループワークが失敗するのか?
グループワークを設計する際に、ファシリテーターの立ち位置で設計するときと、「どのようなグループワークを設計するといいのか?」という相談を受けた形で設計の助言をするときがあるのですが、実は前者の方が業務としてはとても大変ですが、手ごたえを感じます。後者の場合は、なかなか苦戦することが多いのです。
その理由がどこにあるのかが、最近、分かりました。
それは、グループワークの「参加者へのアプローチが弱いこと」です。グループワークのご相談を受けるときには「どのようなプログラムがよいのか?」「どのようにしたらグループワークができるのか?」といういわば、「やり方や手法」について問い合わせがくるからです。
手法については、本もありますし、インターネットで調べていただけたら山ほどページが出てくるので、そちらをご覧になっていただいた方がいいかなと思うので、そのようにお話することも多々あるのですが、参加者ひとりひとりのアセスメントをどこまでとれるのかが非常にポイントになってくることは間違いありません。
つまり、私はグループワークはケースワークを集合させて、それらの統合化させる作業として位置付けています。ケースワークとグループワークを完全に別物扱いしてしまうと、本質を見失うと私は考えています。
余談ですが、グループワークを用いる際に私は人間一人ひとりをいつも電子と陽子のようにいつも考えています。誰かの意見に対して、賛成(陽子)するひともいれば、反対(電子)もいるし、どちらでもない(中性子)人もいる。ただ、そのグループワーク(化学反応)の結果が、ある一つの結論になります。それは、あたからも、陽子と中性子と電子の組み合わせで水素やヘリウムからあらゆる金属にもなる…まるで、元素のようなものではないかといつも思うのです。
グループワークの本質は「多様性」である
そう考えると、グループワークの本質は「多様性」をいかに担保しつつ、その個々のエネルギーを高めることができるのか?
であると常に私は考えています。
そして、「参加者のみなさんの幸せの最大化」ができるゴールに向けて参加者が限られた時間で、息が上がることなく、楽しく走り続けることができるワークを展開できるか、そこに技術が求められると思います。
本日のつぶやきは以上です。
グループワークについて、悩まれたら…気軽にご相談くださいませ☆一緒に悩みながら考えるお手伝いはできるかと思います…( ´艸`)
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