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[review]横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌2021/10/16


こんにちは、こんばんは。City Boy Yokohamaです。

スリリングすぎる試合を見事に制しました。

同点追いつくまでずっっとこんな表情で
試合を見守ってました。


そんなスリリングな試合を


不利に陥った構造的なこと。

狼煙を上げる変更

を中心に記していきます。



スタメン・サブ



※黒い⇄は前節から代わった選手


マリノスは2週間ぶり。ホーム開催は1か月半ぶり。

現在、21勝6分4敗:得67失28(+39)

勝ち点69で2位。(31節消化)

直近5試合は2勝1分2敗:得7失7(±0)

苦しみながらも勝った前節。

札幌戦はスペースが多く生まれがちなので
やりやすさはある。

復調気味な仲川に期待したい。






札幌も同じく2週間ぶり。

現在、12勝6分13敗:得40失43(-3)

勝ち点42で11位。(31節消化)

直近5試合は2勝3敗、得7失7(±0)

大味な展開になりがちだが
ハマった時の破壊力は抜群。

マリノスとは真正面からぶつかり合うので
面白い試合になることが多い。

前線に高さはなく全体的に地上戦メインに
なりそう。狭いスペースでも受けるのが
上手い人が多いので要注意か。





100点に近い出来


札幌はお馴染みマンツーマンを基盤とした守備。

(各選手のマークはこんな感じ)

マルコスには荒野が他の選手より強く付いていた。

そのためSBからWGへのスルーパスと
レオに楔を刺してひっぺがす

という2つに活路を見いだしたが札幌圧に勝てず。

またスペースを使うのか、足元で受けるのか
選手間であまり感覚が合っていないのもあり
プレスで嵌められカウンターが起こりまくった。


あとレオに楔を刺すことも
WGへのスルーパスを出すこと両方が
比較的自分たちを間延びさせて
行う前進方法だった。

のでマンツーマンで前向きな守備と
相性があまり良くなかった。



攻撃では

高嶺・福森・荒野のロングボールの精度で
小柏・チャナ・青木の敏捷性と速さを活かすもの

マリノス4バックに5枚ぶつけて数的優位と
沢山の選択肢を突きつける。


逆サイドWBへの対角線パス


大まかに言うとこれらを用いてチャンスを量産。


マリノスは前線からのプレスで
札幌の組み立て時のカギとなる
福森らを阻害しようとしたが

構造上札幌の配置との噛み合わせが良くないことや
マリノスのハイプレスの強度が低い、
札幌が繋ぐことに固執しなかったこと

から容易に前進を許すことになってしまった。

マリノスハイプレス時の立ち位置と
札幌組み立て時の立ち位置の噛み合わせ上
マリノスDFラインに対し数的優位を
札幌が作りやすかったり

対角線にロングボール入れた時には
3CBの一角がかなり高い位置を取って
サポートしてきたりと大変だった。



先制については試合後菅が

「得点のところのシュートはマグレ的なものだった。金子(拓郎)からフイにパスが来て、慌てた結果がああいう形のトラップになったので、偶然が重なって打てたシュートだった」

という旨を話しており狙ったものではないようだが
それ以外にもピンチを沢山招き
本当に複数失点しても
おかしくないような展開が75分ぐらい続きました



そんなマリノスを1失点に留めたことに
最大限貢献したのが

GK、高丘。

高丘はこの試合セーブ数6を記録し、
しかもそのうち5回はPA内から放たれた
シュートをセーブしたもの。

度重なるピンチを最後の砦として
防ぎきっていた。

このおかげでなんとか逆転しやすい
スコアのまま推移
することが出来ました。




狼煙

※フォーメーションの推移は個人的意見です。


前半は保持の局面から主導権を握ろうとしたが
マンツーマンに苦戦し握ることが出来なかったので
扇原→實藤の交代を敢行し
岩田をMFに上げて4-1-4-1気味に。


狙ったことは
切り替わりの部分等の強度をあげることと
マンツーマンに屈しないで前に進むため。
プラスして前線からのハイプレスを前半より
激しくすること。


そして後半18分の交代を経て
29分に仲川・喜田→水沼・杉本と
ラストカードを切る。


いつもの4-2-4というよりAJをトップ下に配置した
4-1-3-2へと変更。

ここ2週間の練習でたびたび行われていた
配置の一環かと思われます。

この4-1-3-2だとボランチとトップ下の周りに
スペースが多いので様々なポジションの選手が
動き回ってパスを繋ぎ受けやすくなるようでした。


今までより流動性を強化した戦い方
出来るのかなと思いました。

この変更によりここまで苦しんでいた
札幌のマンツーマンを前提から崩していきます。

札幌の面々が走り続けたことによる疲労
札幌の前線が交代により先発の面々と比べて
守備があまり得意ではない選手
になったのもあり
動き回りながらパスを繋いでいくマリノススタイルが
ハマるようになっていく。

こうして同点、逆転と5分で
試合をひっくり返したわけですが
ほぼアウェイでの戦いと同じ展開でした。

相手の体力を削りながら最少失点に抑え
ラスト10分ぐらいのフィーバータイムで勝ち越す。

90分トータルでどの時間帯で
自分たちの強みを出すのか

これを念頭に置いた戦い方でした。


肉を切らせて骨を断つ。まさにこの言葉通り。


前回対戦時のreviewはこちらから。
詳しく書いているのでぜひ。


まあでも今回の方がギリギリだった気がします。



最後に


アウェーでの札幌戦を彷彿とさせる展開で
見事に勝ち切ることが出来ました。

とはいえマンツーマンの守備を
攻略してチャンスを作る回数は限られ
負けかけたのも事実。

最終節の川崎も似たようなことはするし
東京やガンバもやる可能性高いので
ここでの学びをまた活かして勝ち続けたい。

フォーメーションの推移に関しては
個人的な見方なので悪しからず。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。


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