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[Review]横浜F・マリノスv柏レイソル2021.05.22


上手くいかずじれったい試合でした。

柏の攻守。

そのなかでも出来ていたことを

振り返っていきます。



スタメン・サブ


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※黒い⇄は前節から代わってスタメンになった選手


マリノスは中2日。

8勝3分2敗、得28失13(+15)

勝ち点27で4位(13節消化)

直近5試合は4勝1敗。

調子が上がってきているAJがスタメンに。

仲川が戻ってきた。


柏は中2日。

4勝1分9敗、得12失19(-7)

勝ち点13で15位。(14節消化)

直近5試合は2勝3敗。

おかえりイッペイシノヅカ!!




柏がしてきたこと
~攻撃編~


攻撃でしてきたことは

背後を狙う

背後を狙いながらその前のスペースを狙う


鹿島戦でのパフォーマンスや
今までのマリノスを鑑みてこの二つを狙ってきた。

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細谷(35番)はポストプレーや裏への飛び出しで
マリノスのCBに絶えずプレッシャーを
与え続けててすごく厄介だった。

細谷が高確率でボールを収めてくれるので
周りの選手たちも
ボールを供給し易かったように思うし、
プレーしながら自信を深めていった感がある。


多分このやり方が柏にとって
やりやすいサッカーだったんだなと思う。

負けた試合の平均ボール保持率が53.75%
勝ち点とった試合は46.2%

あまりボール保持しない方が
勝ち点を取れてるらしい。

まあ実際相関関係にあるかはわからない。



もう一つ気になることも。

マリノスはSBが高い位置に出て
攻撃の厚みを加える役割があり、

ボランチはサイドに人数をかける為に
サイドに流れる役割がある。

そうした時に、中央ががら空きになる。

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柏が背後を狙う事でマリノスのDFラインが
警戒して下がる分、その前にスペースが発生する。

攻撃にリスクをかけたからこそ、
こういったことが起こったわけだが
どこまでリスクをかけるかって部分も
これから大切になっていくように思う。

マリノスの攻撃の仕方を活かした
カウンターだったなと思います。

こういったことが起きたこともあり、
飲水タイム以後AJは上がりすぎず
組み立てに参加し、
中央ががら空きになるのを防ぐことで
カウンターへの予防策を取ったりした。

(というかあえて受けさせて
自分たちがラインを下げる時間を
作りたかったっていう解釈もできる。
どっちなんでしょうね!!!!!)


柏がしてきたこと
~守備編~


柏の守備は中央塞いでサイドへ誘導。
こんな感じ。

そして複数人単位(ユニット)で連携して
守る印象が残った。

あと一人一人に課されたタスクが
明確
だったのか迷いなく、
無意識的に守備しているようにも思った。

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SBは思いっきりプレスしに行くというより、
ある程度距離を保ちながら
縦を切って中央に誘導する感じ。

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二度追いも苦にせず、スライドも
マリノスのパススピードに
遅れないように走り回ってしつこく
粘る守備がすごく厄介だった。

マリノスが割く人数に合わせて柏も
動くのでマリノスが動く分
狭くなりすぎて柏がやりやすかったのかも。




少なからず、通用したシーンもあった。

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こちらは前半12分30秒ぐらいのシーン。
上手くPA内に侵入し、チャンスを作り出すことが
出来た数少ないシーン。

相手の守備陣形が整う前に、
スライドしきる前にゴールに迫るために


少ないパス数で素早くサイドを変えていく
ことでPA内に侵入することが出来た。

これからも柏のような守備の仕方を
してくるチームも出てくると思うので、

少ないパス数で素早くサイドを変える。

これが一つ重要になってくるのかもしれない。


松原のゴラッソもチームで横に揺さぶって
相手スペースを松原が活かし決めた。

(松原の目がこの試合めっちゃ怖かった)


垣間見えた成長


一方でマリノスのDF陣は
鹿島戦でのラインコントロールで
上手くいかず失点を重ねた。

柏戦では

ラインを高い位置にキープして
ボールにチャレンジするのか、

下げてスペースを消すのか


の判断がを迷うことなく出来ていたので
ピンチこそあったがカウンターから
得点を取られることはなかった。

高丘もビビらず勇気をもち
背後へのケアを行うことが出来ていた。

柏の攻撃の仕方が背後を執拗に
狙ってくるものだったから
鹿島戦で得た学びを活かせる回数が
多かった
のは数少ないよかった部分。


勝てはしなかったが成長しているところが
垣間見えた試合でもあった。


最後に


ブロックを崩すのは難しいなあ!!!!!!

この試合の走行距離は123㎞でした。

次の大分はしっかりと相手を視て
対策を講じながら自分たちらしさを
発揮しようとするチーム。

その次の清水はルヴァンでは大勝したけど
苦手にしているロティーナが率いている。

難敵との連戦。一つでも多くの勝ち点が
欲しいところ!!!!!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

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