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[Review]柏レイソルv横浜F・マリノス2021.07.03


痺れたあああああああああ

こんにちは、こんばんはCBYです。

10人になりながらも厄介な柏相手に勝ち切った。

なんで10人で勝てたのか、
逆になんで11人で勝てなかったのか。

ここを深掘りしていきます。

文字が多めです。


今節のプレビュー

ozaさんのプレビューになります。





スタメン・サブ

(ベンチも楽に入力できるようになったの神)

※黒い⇄は前節から代わった選手


マリノスは中6日

12勝4分2敗。35得15失(+20)

勝ち点40で2位。(17節消化)

直近5試合は4勝1分。

しぶとい勝ち方が出来つつある中で
今節もその要素が求められそう。
ホームで取れなかった勝ち点3を
アウェイで奪い取りたい。




柏は中6日

5勝2分13敗。19得29失(-10)

勝ち点17で16位(20節消化)

直近5試合は1勝4敗

前節湘南戦で連敗を止めた
江坂がいなくなったもののそれを
感じさせないようだ。
シーズン2度目の連勝を狙う。



変わらないマリノス
~10人で勝てたわけ~


マルコスが退場して試合時間の2/3もの間
数的不利になったマリノス。

しかし最終スコアは2-1で勝つ結果になった。

ではなぜ勝てたのか。

10人でも変わらないマリノスらしさ

これが一つキーワードとして挙げられる。


ボス。あなたがいた3年半でこのチームに
植え付けてくれたものが良い形で
作用してるみたいです。


10人になったマリノスは後半開始から
エウベルに代え喜田を投入。

立ち位置も4-4-1から4-3-2へと変更。


4-4-1だと前線が1枚になり
柏の3CBに対して1v3という構図になり、
プレスがかけづらくなる。
ので必然的にブロックを構えざるを得なくなる。

後方は8v7と数的優位性はあるが、
重心が後ろに傾きアグレッシブさに欠ける。

プレスをかける為に後ろから足そうもんなら
ズレが生じるのでスペースが出来てしまう。

とマリノスらしい守備がやりづらい配置になる。


対して4-3-2だと前線が2枚で2v3の構図となり
柏の攻める方向を限定しやすくなる

後方は数的同数だが前線から攻める方向が
限定されているのでパスの行方も読みやすくなり
サイドで嵌め殺しすることが可能に。

これによりマリノスらしくアグレッシブに
前からの守備
がしやすくなった。

体力的にはめっちゃ辛いが
交代枠は5枚あるのでモーマンタイ。


10人でも貫けるマリノスらしいサッカーを
状況に合わせてアジャストできた
からこそ
試合の主導権を握れたように思う。






こちらはボロネイ図と言って、
選手一人一人が影響を与えているスペース
を可視化したもの。

見比べると4-3-2だとサイドの部分を
柏に占拠
されているが、中央は4-4-1より
マリノスが多くのスペースを占拠出来ている。

これにより柏は中央よりサイドからの
崩しを選択するわけだが、結果論的に言えば
ここがマリノスの守備猟場になっていたため
大丈夫だった。



とはいえ3v2の3CBのところで左右に
揺さぶられてCBにドリブルで持ち上がられたら
正直やられる可能性が爆上がりしてたと思う。

まあそれをやってこなかったからよかった。

ただ、そもそも柏はこういう
構図を作って攻めるチームではなく、

柏の攻撃は専ら

頑張れ!ペドロ・ハウル君!
という放り込みソリューション。


だった。

確かにペドロハウルの高さと技術は厄介だったが
大体攻め残りしている
2トップと2CBの同数でのバトルが多く
10人になってもそこまで脅威にはならなかった。








マリノスは変わらず勇猛果敢を貫き、
10人なのに主導権を握り戦えた。

チームとしての軸がボスの3年半で
植え付けられたことが大きいと思う。


変わらない柏
~11人で勝てなかったわけ~


11人と数的優位性を活かせず勝てなかった柏。

マリノスが10人になったからといい
特段なにも変化を加えてこず。

10人相手なのに、11人相手にしてる時と
同じ戦い方だった。

11人相手に良い試合が出来てたから
1人減った10人相手なら余裕でしょとも
言わんばかりの状況へのアジャストしなさ加減

結果論だがこれが仇になった。

61分にはサイドで2v1かつハーフスペースががら空き
高野もクロスを邪魔することに集中しているのに、
中は3v5と不利なのに、クロスを上げていた。

とはいえポゼッションを高めて攻めることを
苦手にしていたこともあり、
そっちの方向に針を振ることは出来ず。


あと、柏にはスペースを突く動きが少なかった。
神谷が怪我するまでは左が瀬川、右が神谷で
空いたスペースに走ってパスを受けてたりしたが
それ以降足元へのパスが多くなり、
ピッチの奥行きを使うことが出来なかった。

それによりマリノスはよりコンパクトに戦えた。






最後に


両者ともに10人になっても、10人相手でも
変わらないことを選択して戦った。

しかし両者の間にはどれだけリスクを払うか
という部分で大きな差が出たため
(マリノスがよりリスクを払った)
このような結果になったように思う。


次は1週間後のホーム福岡戦。
最近勢いに陰りが見えるが
それでもアウェイの時とは
違うチームかと思うぐらい強くなってる。

また厳しい戦いになることでしょう。


纏まりにはかけていましたが、
ここまでお読みいただきありがとうございました。


また次回もよろしくお願いします。

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