「Internet Explorerの非推奨化にて思う」編集後記。
今週の始めに、この「note」と「小説家になろう」に、「Internet Explorerの非推奨化にて思う」というエッセイを投稿しました。
(小説家になろう版はこちら)
以下、その雑感を記していきたいと思います。
まず、そうですね。今回のエッセイ、書き上げてみたら七千字なんていう結構なボリュームになってしまいましたが。
始めは「いつの間にか Internet Explorer が過去の遺物になってますよ、注意しましょう」というような感じの軽い注意喚起を、小ネタを挟みながら綴ったような、そんな感じの文章にするつもりでして。長文にする予定はなかったのですよ。
そうですね、Windows7 のサポートも切れるし、そうすれば Internet Explorer の動きも今よりもっと怪しくなるから、今のうちに考えておいた方が良いよと、そんな感じのことをさらりと書くつもりでした。
……あんな、一つの読み物と言えるような長さの文章を書くつもりは、これっぽっちもなかったのです。
ただ、書き始めて色々調べていくうちに、色々なことを知ってしまいまして。
書き始めたときはマイクロソフトが「次のEdge」を開発しているとか知りませんでしたし、何より「Windows8.1」や「Windows10 無料アップグレード」のことなんて、すっかり忘れてましたから!
ホントにね、書いてる途中でそれらのことに気がついて、その度に「ええ⁉︎ ダメじゃん!」とか言いながら、頑張って書き直した結果ああなってしまったと、そんな感じです。
……過去の諸々のことを知っているかどうかでとらえ方が変わってくることって、結構あるじゃないですか。今回の「Internet Explorer」サポートの件もそれかなと、今はそう思っているのですが。
実際ね、この Internet Explorer の件を始めとした一連のマイクロソフトの行動って、相当微妙だとは思います。少なくとも、こう、日本人受けする行動じゃないよねと。まあ、その辺りはいかにも外国企業という感じでもありますが。
……ただ、その時々の行動にツッコミ所があったとしても、全体像を見ると何となく「ああ、きっとこんなことを考えてたんだろうなぁ」と思うことってあるじゃないですか。今回のはそんな感じの出来事だったのかなと。
本当に本気で、マイクロソフトは「過剰な互換性維持」という問題を抱えることになった Internet Explorer のことを微妙に感じながらもなかなか対処することができずにいて。
ずるずると時間が経って、本気で何とかしようとした頃には google chrome に追い抜かれてしまって別の方向でさらに苦労をすることになったんだろうなと、そんな風に思う訳です。
――うん、まあマイクロソフト自身のかじ取りでそうなったんだとは思いますし、どちらかというと加害者な立場だと思いますが。それでも、大企業って大変だなと、そんなことも思います。
2.note向けにエッセイを執筆してみて。
で、そんないろんなことを考えるきっかけになった「Internet Explorerの非推奨化にて思う」というエッセイですが。元々は、ここ「note」だけに投稿するつもりで執筆したエッセイです。
ただ、書き上がってから、出来心がむくむくと沸き上がりまして。微修正した後、「小説家になろう」の方にも投稿してみました。
……うん、まあ、微妙な結果に終わったのですけどね、まる。
まあ実のところ、「小説家になろう」版は、出来自体も微妙でした。……ほとんど同じ文章のはずなんですけどね、それでも向こうはシステム上、リンクも強調も出来ない場所ですので。
基本、「小説家になろう」のシステムは、小説を書くためのシステムであって、コラムやエッセイを書くためのシステムでは無いですからね。ルビとか傍点とかは打てますけど、それがエッセイに必要かと言われると、少し微妙ですよね。
まあそんな訳で。ここのシステムがエッセイのような文章に向いていることを実感しまして。で、そんなシステムの違いもあって、「note」から「小説家になろう」へ転載をするのは難しいなと、そんなことを感じたのですが。
ただ、そういったシステムの違い以上に、この「note」というサイトがエッセイに向いているんだなということも感じまして。
――読者がね、はっきりと違うのです。
小説家になろうだと、当たり前の話なのですが、読者も「小説家になろう」で執筆している方が多いのです。まあ、小説を執筆しながら片手間でエッセイを書いている人もいれば、小説だけを執筆している人もいる。当然、エッセイだけ執筆している人もいるのですが。
……あそこはね、良くも悪くも閉鎖的でして。
何ていうのかな、あそこは「小説家になろう」にいる人たちに向かって文章を書くみたいな、そんな文化でして。だから、サイトの中で何かが流行ると、それに合わせた作品が量産されたりするのですが。……そんなノリが小説だけでなくて、エッセイにもありまして。
もうね、「普通の文章」がとても書きにくい場所なのです。エッセイとして書き始めると、どうしても、「なろうエッセイ」とでも言うべき文章になってしまうと。もちろん、それが良い方向に働くこともあれば悪い方向に働くこともある訳で、善悪で語れることではないのですが。
ただ。今回、「Internet Explorerの非推奨化にて思う」という文章を書いてみて思ったのです。
――ああ、この文章は「小説家になろう」に閉じこもっていたら書けなかったな、と。
なんででしょうかね。こちらで発表するつもりで書き始めたら、本当に自由に書けるなと、そんな実感があるのです。
……実は正直なところ、「小説家になろう」でエッセイを書くことに少しうんざりとし始めていたところがありまして。こちらでのびのびと、エッセイのようなコラムのような、はたまたブログのような、そんな文章をしたためてみるのも良いのかなと、そんなことを思い始めています。
と、言いつつも。実はこの文章、エッセイとしてなろうに投稿できないかな、なんて思い始めてますが(笑)
――って、気が付けば三千字近くある! うん、この位にしなくては!
と、いう訳で。ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?