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【ゲーム開発】Steamストアページを作らないと死ぬ

先日、とあるインディーゲーム開発者イベントに参加してきた。開発者同士で集まって、遊びながら意見交換する回。

もちろん私はシトロンを持っていって、作りかけのテストステージを遊んでもらったり、他の方のゲームを堪能させてもらった。

イベントなどの参加が増え、人に遊んでもらう機会が増える中、開発者同士でのフィードバックや、似たジャンルや開発環境の方とコアな話をすることができたりと、今までにないほどモチベーションに繋がった素晴らしいイベントだった。

しかし、イベントとしての反省点もある。

これは「ゲーム自体が放っておくとダメな仕様なことだった」ことだ。

まず、ゲームの動線としての失敗。
道中に説明テキストを置いてはいたものの、複雑な操作を要求されるポイントがあり、アクションゲーム慣れしている方でないと確実に詰まってしまうものと、単にUXの悪い仕様のハイブリッドになってしまい、口頭説明に時間を取られてしまったことと、ほとんどのフィードバックがこの点に集まってしまったこと。
もうひとつは、一通り作ってある部分を遊んで貰った後、開発者がリセットしなければならない仕様だったこと。ゴール部分で立ち尽くしてるキャラクターを見るや、リセットに戻っていた。こうなると全く動けないし、こちらが放っておくと触ってもらえないので、さすがに突貫で再スタートの仕組みを作った。

意見交換がメインのイベントなのに、自分の世話に時間を使いすぎて、積極的に作品を吸収する時間が多く取れなかったのだ。
だが、説明に走り、感想をいただいたことで、ゲームの現状の改善点はこれ以上なく具体化できたと思っている。


本編


開発についての意見交換の中で、改めてというか、ハッとさせられたような質問をいただいた。

「Steamストアページは公開されてますか?」

外国の方からの質問だった。

「まだ見せられるようなクオリティじゃないですよー」と答えたら、色々と教えてもらった。

「リリース何年先でもとりあえず出した方がいい。ビジュアルしっかりしてるし、出し得です」と。

ビジュアルね…えーと

当日配ったもの

あるわ……でも、しかし、いや。

そうか、公開しちゃっていいんだ。

もちろんストアページを出すということは得だと知っていた。しかし、自信がない故、頭から抜けるほどの認識だったことに気づいた。

今まで日本語でTwitterでの宣伝がせいぜいだった、というところで改めて思うが、Steamユーザーはゲームを探すためにSteamというプラットフォームを使い、タグやジャンルでページに飛んできて、面白そうなものを意欲的に探している。ウィッシュリストにとりあえず入れておく、ができる。
さらに、本場への訴求力が段違いなのだ。
今までの視野角限度だった日本のユーザーはなんとSteamユーザーの2%程度。それに比べアメリカと中国で60%ほど。ストアページを作って翻訳してを頑張ればもしかすると…!?なんだこれは!??!?希望しかない!!!!

そして翌日。飛び起きてSteamストアページ公開について調べ、手続きしてみた。解説しているページはすでにあるので、大雑把にまとめていく。

Steamworksに登録する

参考にしたページはこちらの二つ。

まず、SteamアカウントでSteamworksに登録する。以前に売るためのSteamアカウントを作ってあったので、そのアカウントでデベロッパー登録をした。その後は住所や署名など。米国式で手間取ったが、言うほどでもなかった。この先に夢が待っているぞ。
あ、この段階で「製品提出料」が必要。すぐに払ったが、いつもゲーム買ったのと後同じ画面でなんか意外だった。

100ドルらしいが、11290円だった。

さすれば最後にSteam側からの支払い情報と税金情報を入力。

そしたらこんなメールが。

住所証明できるものを出してくれー!とのこと。

これに資料添付で返信したので、あとは確認待ちだ。通れば開発者登録が終わり、晴れてストアページ作成に取り掛かれる。たのしみだー!ゲーム作って待ってよー!!

終わり

今までもモチベーションにつながるようなことや、制作の転換点はいくらか経験してきたが、今回のイベントとSteamストアページ申請から得たものはすごかった。技術的な点、ゲーム性につながる点、コンテンツを良くするための手段やアドバイスなど、納得して「実践しよう!」と目標やタスクにできるものをたくさん見つけることができた。

ちなみに、今回参加させていただいたイベントは、7月30日の「東京ゲームダンジョン」、8月27日の「横浜ゲームダンジョン」の参加者が集まって行ったものだ。TETRADOTOXINはどちらにも出展予定なので、ぜひ会場にいらしてください!と宣伝させていただいたところで、ストアページの進捗ができたらまた記事を書きます。では、良い創作ライフを〜!


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