コロナが教えてくれた資本主義と温室効果ガスの関係


今、コロナの影響で、地球上の温室効果ガスの排出量が急激に減少していると言う。

経済が減速した影響で中国だけでも2億トン分の二酸化炭素(CO2)が大気中に排出されなくなり、中国のCO2排出量は25パーセントも減少した計算になるという。


そりゃそうだろう。温室効果ガスの排出元の割合を見ると、
14%が輸送・交通、25%が電力となっている。

その中でも大きなインパクトを与えるのは飛行機だろう。
世界中で飛行機が飛ばなくなり、さらには店の休業による電力消費量の縮小。

一見、温室効果ガスの排出量が減ると聞くと、良いのではないかと言う気持ちになるのだが、

こんな記事を読んで、
皮肉なものだなあと思った。

https://wired.jp/2020/03/26/coronavirus-emissions/

人間が資本主義を作り出し、「もっと便利にもっと豊に」「競争至上主義」を繰り返してきたツケがついに回ってきた。(コロナもその一つといえるだろう動物を殺して、売買して、そこから発生したウイルスだと言われている。)

資本主義の副産物の一つは、温室効果ガスだ。
そして今人間は、未来の地球を守らなくてはいけないという大命題を突きつけられている。
その矢先に、ウイルスと遭遇してしまった。

そしてウイルスと戦っていたら、温室効果ガスの排出量が減った。

ただこれは一時的で、また経済が復活すると、温室効果ガスの排出量は元どおり。

人間はまた、温室効果ガス排出量削減という大命題を戦うことになる。

皮肉な関係。

この時代に生まれた一人の人間として、
地球上の有限体を意識して生きていきたい。

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