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シチズンの技術力と商品力の土台は「社員の力」にあり

こんにちは。シチズン時計採用担当の小林です。
みなさんは、商品開発と聞いてどんなイメージがありますか?
シチズンでは「もっとこういう商品が欲しい」というお客様のニーズに対して、最先端の技術を活かし、機能・美しさへの追及を妥協することなく、日々シチズンだからこそできる時計作りを行っています。
今回は、もっと身近なイメージを持って頂けるよう、レディースウオッチブランド「CITIZEN xC(クロスシー)」を紹介しつつ、技術と商品開発のストーリーをリアルにお伝えできればと思います。

「キズつきにくいシチズン独自技術」の裏側

チタン7色


運転するとき、PCを使うとき、家事をするときなど、日常を過ごす上で、腕時計にキズがつくシチュエーションはたくさんありますよね。シチズンの時計は、腕時計のケースやバンドの素材表面に特殊な加工処理を施すことで、キズから時計本来の美しさを守る独自の表面硬化技術(=『デュラテクト』)を採用しています。
「大切な腕時計を長く使ってほしい」という技術者の情熱と長年にわたる研究から生まれたこの技術によって、『デュラテクト』で数多くの特許を取得しています。
この技術を取り入れた商品群のなかでも、レディースウオッチブランド「CITIZEN xC(クロスシー)はまさにシチズンを代表するブランドで、多くのお客様に愛用されています。

社員の力の結晶 ”サクラピンク(R)”

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今や不動の人気カラーになっているxC(クロスシー)の「サクラピンク(R)」は、女性企画者の発案と、多くの社員の努力によって商品化されましたが、きっかけはお客様の声でした。
ベースとなったピンクゴールド色は、女性に人気のカラーですが「仕事に着けるには派手」 や「若い印象で年齢と合わない」といった声が多い。そこで、甘すぎず大人の女性にもフィットする淡いピンクを開発することで、より多くの女性のニーズに応えていけると考えたそうです。
当時、その女性企画者は商品企画部に異動してたばかりでした。そんな中でも、期待に応える企画を作らないと...!と、お客様の声を拾いながらも、デザイナーや宣伝・技術担当者たちと何度もディスカッションを重ねて商品化を実現させました。
ちなみに「サクラピンク(R)」のネーミングは、女性のライフステージの変化が多様化している今、悩みを抱えながらも前へ進む女性を応援したいという想いを込めて、人生の新たなステージ へ上がる象徴の「サクラ」を使ったそうですよ。「サクラピンク(R)」はまさに社員の努力の結晶で、様々な社員の思いが詰まった商品だといってもよいですね!

そのサクラピンク(R)で昨年「SIAA認証」取得。

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『デュラテクトサクラピンク』は、キズがつきにくいほかにも抗菌効果があるのも強みの一つです。
感染症の影響で「抗菌」に対する機運が高まっていたとはいえ、社内では前例がなかったこともあり、抗菌効果をストレートに訴求することに関してはかなり慎重に協議しました。しかし、表面処理担当の女性技術者は、「前例がないからこそやってみよう」と抗菌効果訴求の可能性を信じ、上司の「失敗してもいいからまずはやってみよう!」という後押しを得て、認証機関の評価を受けることを推し進めました。
昨年抗菌製品技術協議会が定める試験を受け、見事通過し、無事にSIAA認証を取得。(※)
この認証を取得した製品こそが、「サクラピンク(R)」だったのです。認証取得までの道のりは平坦ではなく、クロスシー25周年限定モデルの発売と合わせて訴求するためにも時間との戦いでした。しかも、腕時計として初のSIAA認証となり、社員一同喜んだのを覚えています。商品企画部の担当者からは「女性にとって“抗菌”はとても魅力的なので、抗菌 SIAA認証を取得できて本当に良かった」というコメントもありました。シチズンの「社員の力」はこれからも技術力・商品力の可能性を広げていきます。


(※)SIAA(抗菌製品技術協議会)とは、安全で安心できる 製品の普及を目的として、抗菌剤や抗菌加工製品のメーカー、 試験機関が集まってできた団体 です。業界だけでなく、消費者の代表・専門家・行政などから幅広く意見を聞いて、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備しています。そしてそのルールに適合し た製品であるかどうかを試験し、通過した製品に「安心のシンボ ル」といえるSIAAマークの表示を認めています。


いかがでしたか?シチズンの新しい価値を知っていただくことで、皆さんの手に取って頂く機会が増えることを期待しています。
シチズンでは、新しい仲間を募集中です!
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