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FASHION

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#バイヤー

エディスリマンについて語る パリで観た名コレクション【最終章】

ラグジュアリーやデザイナーズのメンズバイヤーを長年経験し、数多くのブランドをこれまで見て…

山奥の桃源郷 MIHO MUSEUM

今年の夏、休日はほとんど家で過ごしました。少し寂しいですが仕方ないですよね。旅行したり、…

パリで観た名コレクション ベスト5 第2位 COMME des GARÇONS HOMME PLUS

コムデギャルソンは特別な存在だ。 洋服が好きな人やファッション関係の仕事をしている人で、…

ラフ・シモンズも惚れた才能

ファッションとアートのコラボレーションは、もはや当たり前に行われている事ですが、ここ数年…

三原康裕 感銘を受けた揺るぎないクリエイションへの情熱

僕は、調和を目指さない。そこに美があると信じている。反調和の美。僕は、一人のクリエイター…

TOKYOの美しい場所/羽根木エリアのおすすめ4選

TOKYOの美しい場所をご紹介するこのシリーズ。前回ご紹介したQusamura Tokyo(叢 東京)からも近…

FASHIONとART/フォトグラファー タイラー・ミッチェル

ファッションとアートの関連性についてお伝えするこのシリーズ。今回は若くしてその才能を発揮する、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活躍するフォトグラファー兼映像作家、タイラー・ミッチェルをご紹介します。 Tyler Mitchell (タイラー・ミッチェル) 僕が彼を知るきっかけとなったのは、大きな話題となったUS版「VOGUE」2018年9月号での仕事でした。その号はビヨンセを表紙に起用し、当時23歳だったタイラー・ミッチェルがフォトグラファーとして参加します。それは創

メゾン・マルジェラと思い出の一着

Maison Margiela(メゾン・マルジェラ) このブランドの注目度はここ数年、目覚ましく上がる一…

アンダーカバーとミヒャエル・ボレマンス

昨年からずっと行きたいと思っていましたが、結局行けなかった美術展があります。金沢21世紀美…

MASU ファッションの熱狂を世界へ

2021-22年秋冬コレクションをひと通りチェックした中で、やはり気になったメンズブランドがあ…

FASHIONとART/フォトグラファー ジャック・デイヴィソン

僕は音楽以外にもファッションに関わる、いわゆる「アート」と呼ばれるようなものも常に追いか…

ドリス・ヴァン・ノッテン 美の背景を巡る旅

僕がファッションに興味を持ち始めた頃から、長い間変わらず好きなデザイナーがいます。アント…

日本の伝統工芸に魅せられたジョナサン・アンダーソン

今回は気になるファッションとアートの話。 現在世界的な大活躍を見せるジョナサン・アンダー…

パリで観た名コレクション ベスト5 第3位 NUMBER (N)INEとランウェイミュージック 後編

定刻を30分くらい過ぎた頃、真っ暗なショー会場に、ランウェイを照らすよう一筋の光が差し込んだ。 聴き覚えがあるギターサウンド。 ジョン・フルシアンテだ。 もの悲しく、荒々しい原石の輝きのようなギターサウンドに乗せて登場したのは、全身を迷彩柄で包んだファーストルック。ブルゾン、インナー、パンツ、全て。 暗闇に浮かび上がる、その不気味なまでの迫力は、言葉を失うほどインパクトありました。 よく見るとトライバル柄のような迷彩柄は、ハートが涙を流しているようなデザイン。「世界平和」を