パリで観た名コレクション ベスト5 第3位 NUMBER (N)INEとランウェイミュージック 後編
定刻を30分くらい過ぎた頃、真っ暗なショー会場に、ランウェイを照らすよう一筋の光が差し込んだ。
聴き覚えがあるギターサウンド。
ジョン・フルシアンテだ。
もの悲しく、荒々しい原石の輝きのようなギターサウンドに乗せて登場したのは、全身を迷彩柄で包んだファーストルック。ブルゾン、インナー、パンツ、全て。
暗闇に浮かび上がる、その不気味なまでの迫力は、言葉を失うほどインパクトありました。
よく見るとトライバル柄のような迷彩柄は、ハートが涙を流しているようなデザイン。「世界平和」を