何故野党は若い人から支持されないのか?

"「まともに政治を勉強し理解すれば、政権や自民党を支持することなどできないはずだ」――という物言いは、まさに「目の前の悪をなぜ批判しないのか?」という前提に立脚しているからこその言明であるが、しかしそんなことは、自分や自分の仲間の栄達を求める今どきの若者にとっては「どうでもいいこと」の極みなのである。
「政治家への批判や政治行動など、自分たちの貴重なリソースを割いてまでやることではない」という判断をオブラートに包んで答えているのに、「いや、臨機応変に批判していこうよ」などと言われても「だからやらねえって言ってるだろ。ていうかなんでそんな必死なの?」と呆れてしまうというわけである。"

[引用元]なぜ若者は、安倍晋三に続いて「菅義偉も」支持するのか

 ……今の20歳くらいってだいたい小学校上がった頃にはtwitterがあって、いわゆるSNSネイティブ世代。彼らのSNSがどういうものかというと、顔出しも実名も割と臆せず出来て、誰かの批判とか毒を吐くとかしてるとすぐにフォロワーが減るもんだから、ネット上で批判はご法度と身に染みて理解している世代。だから彼らは批判ばかりする野党が嫌いで、実際に政治を動かしている政権与党はとりあえず支持する。こういう時代の野党はぺこぱやJYパークを参考にしたほうがいい。

 このSNS時代の批判は恥の文化はまだまだ始まったばかりで、今日のSNSを作った人たちの間でも着地点が見つかっていなさそう。このパクス自民党の環境下では野党がセクトを純化させても政治勢力にはなり得ない。格差がアメリカほどに表面化するまでは

"数の上では全体の1割に過ぎない新自由主義右翼の63%が自民党を支持していた。これに対し、数的には過半数を超え、他のクラスターを凌駕してもおかしくないリベラルクラスターのなんと7割が、「支持政党なし」と回答していた。穏健保守も57%が「支持政党なし」と答える一方で、自民党支持は3割強にとどまっていることから、現在の自民党が、数の上では少数派に過ぎない新自由主義右翼クラスターの圧倒的な支持に支えられている政党であり、自民党が彼らの存在を無視して選挙に勝つことがあり得ない立場に立たされていることが浮き彫りになった。その一方で、野党、とりわけ旧民主党勢力が、数的には過半数を占めるリベラルクラスターの支持をほとんど得られていないところに、現在の政治が閉塞したままになっている根本的な原因があることも露わになった。"

[引用元]だから安倍・菅路線では日本は幸せになれない/橋本健二氏(早稲田大学人間科学学術院教授)

#立憲民主党 #国民民主党 #共産党 #れいわ新選組

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