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大好きだよ、メリー・ポピンズ

ミュージカル『メリー・ポピンズ』を観ました!
初演もそれなりの回数通ったこの作品。初演のmy初日のとき、あまりの素晴らしさに興奮して終演後しばらく座席から立てなかったのをよく覚えています。
かっきーがいないことにほんの少しの寂しさを感じつつも、今回も絶対観よう!と決めてました。
今回はいろいろ立て込んでいて日程的に1日しか観に行くことができなくてその日のマチソワしか観れず、全部のダブルキャストコンプはできなかったんだけど、メリーとバートはそれぞれ両キャストお目にかかれました。

マチネ
ソワレ


本当に大好きなこの作品。子供の成長、夫婦の愛、家族の絆、いろんなことを学べるし、楽曲は楽しくて元気をもらえる。
お砂糖ひと匙やスパカリ、ステップインタイムなんかでは自然と手拍子が沸いてて、この作品は人の心を突き動かすパワーがあるなあと改めて感じた。
4年ぶりに観ても全く感動が薄れていなくて、観劇後は「やっぱりメリー・ポピンズ大好き!」という気持ちで胸がいっぱいになりました。。。
開幕の一音目でぶわーってなって、バートの歌いだしで涙がこぼれて、あのシルエットがゆらゆら揺れてコレコレ!となって、ああ、本当にまた始まったんだなあと実感。
メリーの魔法、ジョリホリのカラフルな世界に、不思議な人たち、凧揚げの温かさ、星空の美しさ。全てが美。心が綺麗になる。
ステップ・イン・タイムは初演から大好きで「払うぞ煤を~」からもうワクワクが止まらない。煙突掃除屋のシルエットがカッッッッッコイイ!
その他の全シーン、全楽曲感想を述べたいところではあるけれど、永遠に書き続けてしまいそうなので割愛。
とにかく全てのシーンが楽しくて切なくて、全ての楽曲が素晴らしいということはお伝えしたい。全く無駄がなくて、全部の音、全部の芝居、全部の言葉がこの作品をこの作品たらしめている。本当に非の打ちどころのない素晴らしい作品です。大好きです!


キャストの感想を少しずつ。

大貫さん、めぐさん、玲奈ちゃん、小野田くん!


めぐメリー。初演はめぐ柿を死ぬほど見たので、私の中ではめぐメリーが完璧なメリーです。
初演と同様、今回も完璧で、厳しさの中に優しさが溢れたメリーでした。めぐメリーの「テキパキ動く!サッサッサッ!」が大好き。
やっぱり感情の表現が素晴らしくて、「お別れはいつもほろ苦いものよ…」は切なさで胸がギューッとなりました。ラストのフライングでは、壁に映る影の形までもが完璧にメリー・ポピンズ。めぐさんはミュージカル界の宝。

玲奈メリー。カッワイイ。めっちゃ可愛い。とにかく顔の造形が私の好み、且つメリーのメイクや髪型や服装が本人にも合っているのか、本当にパーフェクトに可愛いメリー。他作品で観たときに歌声はそんなに好みじゃないかな、と思ってたんだけど、メリーでは全くそんなことを感じなくて、ぴったりでした。
何もかもパーフェクトとかスパカリとかのダンスがキレがあった。
ステップ・イン・タイムの前に顔を墨で汚すとき、めぐメリーと比べてガッツリ塗ってて可愛かった。
初演でもオーディションを受けていたけど合格できなかったという玲奈ちゃんが、「どんなことでもできる。自分で邪魔をしなければ」と語るのは本当に心に迫るものがありますね。

大貫バート。初演では2回、かな。かっきー回ばかり観ててその印象が強く残ってるので、初演メンバーなのになぜかとっても新鮮な気持ちで観た。
やっぱり大貫さんのダンスは見応えがあるね。壁のぼり、逆さまタップも余裕がある感じ。あとジャンプが高い。
ダンスはメリポピの売りの一つだし、それが見たくて劇場に来てる人も多いだろうから、そこでバッチリ決められるのは大貫さんの強みだよね。

小野田バート。初演もバートだったよね?と思うぐらい、めちゃくちゃ安定感があって、しっかりバートだった! なぜか大貫バートより見たことある感がすごい。笑
かっきーとは違うんだけど、ところどころかっきーを彷彿とさせるような感覚に陥ってほんの少しセンチメンタルになりました。相手の芝居をきちんと受け止めて返すのが上手なので、お芝居してる感じより自然に対話してる感じがあって良かった。

花代さんウィニフレッド。初演で花代さんの歌う「ミセス・バンクスであること」にめちゃくちゃ感動して、この曲めちゃくちゃ好きで、今回もやっぱり素晴らしかったです。可愛らしい見た目からは想像できないぐらい力強い歌声で、ウィニフレッドが芯の強い女性へ開花していくような、白黒だった彼女の心が鮮やかに色付いていくような、そんな感覚に包まれる素晴らしい歌声でした。

知念さんウィニフレッド。知念さんはいつも見た目と声とのギャップに最初びっくりする。でも聞いてるうちに気にならなくなるのよね。聞いていて説得力のある歌声というか。
家庭の中で上手く立ち回れない、子供に対して愛情はあるけどどこか一歩踏み込めない、不満はないけど大満足はしていないといった感じの妻・母の雰囲気がすごく出てて良かった。
ミスターの発音がめちゃ綺麗だった。笑

駒田さんパパ。厳しいけど可愛らしさがあって、ちょっとお茶目な感じが拭えないパパ。2幕迷子になってから家に帰ってきたときの乱れ具合よ。笑
壺が割れてジンジャーブレッドの星を見つけたときに、それまでずっと厳しかったり苦しかったりした顔つきだったのが子どもみたいな表情になる。パパとバートが静かに語るシーン、特に最後にパパがバートの名前を呼ぶのが好きなんです。素敵よね〜。

歌穂さん。バードウーマンの鳩に餌をの慈悲深さが好き。ミスアンドリューは強烈。歌声がよく通るので、めぐメリーとの組み合わせだとめちゃくちゃ強い。
マチネ2列目だったんだけど、カーテンコールでショールをバッて脱いでバードウーマンからミスアンドリューになったときに前の席の2人組が「えー!?」って反応してて、新鮮で面白かった。最前列でも気づかない振り切りっぷりです!

ほのかさん。バードウーマンは包み込む温かさ。ミスアンドリューのメイクにびっくり。初演からあんなメイクだった!?笑 初演ほのかさん回少なかったのかも?
アフタートークで、歌穂さんとはレミゼでずっと長くやってるっていう話と、舞台袖の岡持ちがコゼットのときからずっと使ってるやつだって聞いて感動した。

エリアンナちゃん。初演から大好きなエリアンナちゃんのミセス・コリー。初演よりも初登場時のインパクトがドカン!と来た。売れ残った文字を探すときの遊びの部分も面白かった。・・・スン(・_・)笑

ロバートソン・アイ&ミセス・ブリル
ロバートソン・アイは石川くんと内藤くんと両方、ミセス・ブリルはマチソワ共に久保田さん。アフタートークで久保田さんが二人のロバートソン・アイそれぞれ鬱陶しさが違って、それぞれがとにかく可愛いと愛おしそうにおっしゃってて微笑ましかった。


アンサンブルのキャストさんたちもいろんな場面であらゆる役にチェンジして、メリポピの世界を作り上げてくれました。本当に素敵なカンパニーだと思います。またこの世界を味わえてよかった。


幕の写真撮影OK。


カーテンコールでも撮影OK! 手拍子しながら撮影するのは大変だった。笑

本当に、メリー・ポピンズというミュージカル作品が大好きです。
またいつか会えますように。

大好きだよ、メリー・ポピンズ!

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