文武両道!野球も勉強も手を抜かない、『東京大学準硬式野球部』
こんにちは!東京大学4年、ライターのKです。今回ご紹介するのは東京大学運動会の準硬式野球部です。硬式・軟式にはない、準硬式ならではの魅力を主将の小嶌(こじま)さんに伺いました!
ーまずは普段の活動内容を教えてください。
普段は平日3回と土日の午後に練習していて、週によって平日の練習が火水金の時と火木金の時があります。また、授業を優先させる部活なので平日の練習はできる時に参加する形です。テスト期間中も学業に重きを置いていますね。
ーフレキシブル…!部活の規模や雰囲気についても教えてください。
選手が14人でマネージャーも合わせると20人くらいなので、規模としては大きくはないです。その分1年生からリーグ戦に出場できるチャンスがあったり打てるボールの数が多かったりとメリットは多いです!あとはメンバー間のモチベーションの乖離が少なく、先輩後輩で仲良くなりやすいのも少人数の部活のいいところですね。
ー一体感が生まれやすいんですね。年間のスケジュールはどのような流れになっていますか?
東京六大学準硬式野球リーグに所属していて、春のリーグ戦と秋のリーグ戦で勝つことを目標に日々練習に励んでいます。その他のイベントとしては京都大学さんと仲良くさせていただいているので京大戦をやったり、七大戦で旧帝大と試合をしたりします。また、夏はいわゆる強化期間で、5から6日ほど夏合宿を行い、みっちりと野球に向き合います。
ーその中でも印象に残っているイベントはありますか?
七大戦ですね。毎年違う場所でやるのですが旅行のような感じも少しあって同期との仲が深まります。また、レベル感が同じくらいの大学が多いので日頃の練習の成果を感じやすいです。
ー盛り上がりそうですね!硬式野球・軟式野球と比較されることも多いかと思いますが、準硬式ならではの魅力はどのようなところに感じていらっしゃいますか?
準硬式では独自のボールを扱っています。表面は硬式球よりも柔らかく、当たっても痛くないです。それでいて打った感触は硬式球に近いので、軟式だとなんだか物足りないな、という方におすすめですね。
ーボールの違いだけでも奥深いです…それ以外にも特徴はありますか?
はい。やはり準硬式の魅力は他大学の強い選手達に勝てるチャンスが大きいということですね。例えば高校野球だと甲子園に出場するようなチームには確実に負けますが、準硬式だと勝つチャンスが必ずあります。他大学の選手には甲子園に出場経験のある選手がたくさんいるので、そういうレベルの高い人たちと試合をしたり、チームとして練習を重ねて強いチームとの差を埋めて下克上を達成した時は本当に嬉しいですね。
ー野球に本気で取り組んで熱くなれる環境があるんですね!東大のチームならではの特徴は何かありますか?
他のチームと比べて主体性がかなり高い点です。専門的な指導者の方はいなくて、基本的に土日にOBの方に練習や試合を見てもらう形になっているので、平日の練習のメニューは自分たちで組み立てて行なっています。野球のYouTubeの動画を自分たちで見つけて共有したり練習に取り入れたりしているので、日頃からそれぞれのメンバーが考えながら行動しているところが大きな特徴ですね。
ーそれぞれのメンバーが、チームがすべきこと・チームのためにできることを考えているんですね。そんなチームの主将として次のシーズンに向けた意気込みを教えてください!
リーグ戦で勝ち点を獲得するだけではなく、最下位を脱出し順位を上げていくことが一番の目標ですね。そこを目指す中で、主将としてただチームを引っ張るだけではなく、みんなが主体的に動きやすくなるような環境づくりをしていきたいです。また、新歓期以外でも新メンバーを受け入れていますし、2年生からでもウェルカムなので、熱い気持ちを持っている新メンバーをお待ちしております!
まさに文武両道を目指す、真面目さと熱さの両方が備わっている魅力的な部活です。主将の小嶌さんの誠実なお人柄も伝わってきました!高校野球で後悔が残っている人も残っていない人も、野球人生を終わらせるのはまだ早い!準硬式野球部で、最後に自分の納得がいくまで野球と向き合ってみませんか?取材に応じてくださった小嶌さん、ありがとうございました!