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フェスティバルホールでミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』を観劇した話。


はじめに

博多座に続き千秋楽の地である大阪・中之島のフェスティバルホールで本作品を観劇してきました。すでに観たことがあるプラス本も読んでいるのでストーリーは追えているのですがウォンカ様の客席降りがあったりと変更点もあるようなので楽しみに行ってまいります。(※行きの新幹線で書いています。)

前回は本編の感想を①から⑤まで凝縮してお伝えしたのですが今回は自分の好きな場面をいくつか紹介したいと思います。コメディー要素も強いので面白かったシーンが中心になるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
尚、今日はマチネ、ソワレ両方観劇させてもらうので感想は二つまとめての感想になります。

それでは参りましょう!GOGOGO〜!

外観

大階段

初めてのフェスティバルホール、イルミネーションが素敵でした。夜は明かりが灯されて幻想的な雰囲気になります。ちなみに大階段とチケット売り場を抜けた後に長いエスカレーターがあるので、ギリギリに行くと座席までの距離が長すぎて泣きます。

工場長の撮影用ボード

ホワイエは電波が通じず、エスカレーターの途中まで下がらないと拾えないようです。

早替え

このミュージカルの目玉と言ってもいい演出だと思います。何度も観劇してもカラクリが分かりませんでした。執筆時点では千秋楽が終わっておらず、ネタバレは控えたいので真相は書きませんが、真相を聞いてカラクリを知ってからじっくり見ても不思議な点が残りました。
本シーンは1幕の最後に工場見学の日が訪れ(余談ですが原作では2月1日となっています。チャーリーがゴールデンチケットを手にした日付は1月31日です。)門が開いてウォンカが登場する場面です。登場したウォンカ様は年老いて杖をついている姿なのですが、ここの衣装転換がアメージングなのです。年寄りのウォンカ様はチョコレート色のジャケットとスラックス、白シャツを纏ってステッキを握っているのですが、一度の暗転の後(上記の撮影ボードにも参照した)工場長の大きな蝶ネクタイ付き衣装に転換するのです。帽子とステッキは変わっていないようです。ちなみに水色の三つ編みの髪は帽子の中に隠しているようでした。靴も変わってなさそうでした。
2023年12月6日放送のFNS歌謡祭でこの早替えの場面が短縮バージョンで放送されているので、もし録画が残っている方はご覧になってみて下さい。ビックリします。かの有名な「ようこそ、チョコレート工場へ。」のセリフも聴けます。

客席降り

帝劇、博多座では無かった客席降り。ステージからの段差が深いにも関わらず、軽々と降りてサッと戻って行かれました。マチネでは座席には座っていなかったのですが、ソワレでは座ってました。「戻ってきて!」のジェスチャーで必死にウォンカ様をステージに連れ戻そうとするチャーリーが可愛い。キャンディーマンの長いコートの裾を翻してからステージに戻っていかれる所作のカッコいいことカッコいいこと。。。

強靭なメンタルのウンパ・ルンパ

ウンパ・ルンパのダンスの後、ひとりだけ取り残されるウンパ・ルンパがいるのですが毎回舞台袖への捌け方が異なっていて楽しい。「硝子の少年」とか松田聖子ちゃんの有名な歌とか…毎公演歌を歌うか台詞を言うか誰かを連れて行こうとしますw

映画でも小説でもエンターテイナーであり、冗談好きの歌好きと描かれているウンパ・ルンパは工場長・ウォンカと特別な関係で結ばれています。

そんなウンパ・ルンパとのダンスでは座長がとても幸せそうな表情で踊られていて、いち観客としてとても幸せな気分を味わいました。

YOSHIEさん振り付けダンス(ガムの女王、ガムジューシー)

わたし、このダンスの魅力について一晩中語れます。バイオレットのお父様、ボーレガード氏とステージの真ん中で隣り合わせになって同じ振り付けを踊るのですが、拍手して立ち上がりたくなるぐらいカッコいい!!!YOSHIEさんは堂本光一くんのソロアルバム、PLAYFULでリード曲を振り付けされた方だと知っていたのですが、インスタのダンス動画を拝見する限りカッコいい振り付けの数々。。。そんな座長の魅力を熟知された振付師さんが作られたカッコいい振りの数々。。。沼に落ちないわけがありません。猛スピードで転がり落ちました。

ちなみにサブスクではロンドンキャスト版のミュージカル音源が配信されており、私が最も魅力を感じているのがこの曲です。

上のリンクはSpotifyですが、Amazon Music、LINE MUSICでも配信されています。「Juicy!」で検索していたたければ出てくると思います。ノリノリで踊り出したくなるようなリズム感の強い曲です。芋洗坂さんもクラブにいらっしゃる(行ったことない)ノリノリのお客さんみたいで衣装も相まってサマになっています。ウェーブの所おふたりでウェーブされるのですが最高です!!

終わりに

今回の『チャーリーとチョコレート工場』ではお席、チケットに恵まれ最高の環境で工場見学をすることが出来ました。工場見学に参加する子ども達が目の色を変えて欲しがったゴールデンチケット。観劇のチケットもまるでゴールデンチケットでした。大事にチケットを握りしめて劇場へ向かったワクワク感と高揚感は記憶に残るものです。お芝居としても映像作品しても一流の舞台。自分にとって大事な作品が増えました。

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