【イベントレポート】自分で「始めた」シーメイトたち -前編-
「フリーランスとして働く人」「何かサービスを立ち上げた人」にどのようなイメージを持っていますか?
「決断力があり、人一倍の勇気があり、自分とはまったく違うタイプの人」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、彼女たちも私たちと同じように不安を抱え、たくさん悩んだ末に決断し、行動しているのです。
今回は自分の意思で何かを始め、フリーランスとして活躍するSHElikes*1 卒業生の三名に、不安を乗り越える方法、何かを始めるための秘訣について伺います。
今回のイベントの題材となった本はこちら。
目次
イベント主催者からのメッセージ
自分で「始めた」シーメイトたち
①「フリーライター×移住」こあさんが始めたお話
②「転勤族ママ×コーチ×コミュニティオーナー」きのこさんが始めたお話
③「フリーWebデザイナー×キャリアブランディングサービス」サキさんが始めたお話質問コーナー
おわりに
参加者の声
まとめ
イベント主催者からのメッセージ
イベントの主催者であるぽんさんから、参加者のみなさんへメッセージがありました。
ぽん:
本日のイベントのテーマは「始める」ですが、難しいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
決断するのは勇気がいることだからこそ、何かを始めることに対して難しく感じたり、自分にはできないと思う方もいるでしょう。しかし、これからは自分で決めたり「始める」人が活躍していく時代だと思います。
私はどんな生き方も自分らしくあることが素敵だと思います。なりたい自分になるために、一緒に考える時間にできれば嬉しいです。
自分で「始めた」シーメイト
①「フリーライター×移住」こあさんが始めたお話
・【Why】なぜ始めた?
ーフリーライターについて
フリーライターになったきっかけの一つは、当時していた接客の仕事が新型コロナウイルス感染拡大によって休業となり、どうにかしなくてはならないという焦りからSHElikesに入会したことです。転勤がある仕事だったため、以前からキャリアについて先が見えない不安を感じていました。
また、書くことが好きだったことも理由の一つです。休業期間中、自分の気持ちを吐き出すために日記をつけ始めました。そのときに、書くことで自分の気持ちが整理できていることや、もともと書くことが好きだったことに気がつきました。
そして、漠然としたフリーランスへの憧れもありました。以前劇場でインターンをしていたときに出会った大人の多くはフリーランスでした。好きなことで生計を立てている人への憧れを持ちましたが、当時は自分がフリーランスになるとは思っていませんでした。
ー移住について
転勤の経験があり移住に慣れていたこと、地方出身であること、人混みが苦手なことなど、地方に住みたいと思った理由は多くあります。
その中で、岡山に移住したきっかけは、SNSで知り合った岡山在住のライターさんからお仕事を頂いたことです。地方にも起業など興味深いことをしている人がいることを知り、身を置いてみたいと思いました。
岡山には文化的な街なみが存在する倉敷や、現代アートに力を入れている島々があります。好きなアートに近い環境で仕事ができたら、まさに自分が好きなことを仕事にできるかもしれないと思いました。
・【How】どうやって始めた?
ーフリーライターについて
実績作りについては、当時勤めていた会社が副業禁止だったのでお金をいただかず記事を書かせてもらっていました。ライターもくもく会*2 で、先生からかけていただいた「無償でもお仕事をくださる企業さんは意外といますよ」という言葉に背中を押してもらえました。
情報収集については「自分は本当に地方でフリーランスとしてやっていけるのか」という不安があったので、「地方移住×フリーランスを実際に実現している人」をSNSで探しました。中国・四国地方でフリーで働いていそうな方をかたっぱしからフォローして、イメージをふくらませました。
あと、お金まわりもとても不安だったので、マネーフォワードやfreeeが運営するブログから情報を集めていました。
ー移住について
仕事を通じて知り合った岡山に住んでいる方から、住みやすい街などの情報を集めました。
あとは、人とのつながりをつくることを大切にしていました。フリーランスとしてスタートする段階で仕事がないのは不安なので、ある程度お仕事をいただけている状態にしたかったのと、お仕事が少なくても頼れる人がいた方が安心だと思ったためです。
・立ち止まってしまったときは、どのように乗り越えた?
「立ち止まるとまたぐるぐる悩む感情が戻ってくると思った。だから前に進み続けていた。」
不安になって立ち止まる原因の一つは、家族や友人からの「本当に大丈夫?」という言葉でした。でもSHElikesで学ぶことが楽しくて、「楽しくなかった頃には戻りたくない」と思っていました。だから、悩んだときはSHEメイト*3 と話すことで不安な気持ちを軽くしていました。
また、不安よりも「岡山に行きたい」気持ちが勝っていました。「どうしたら不安がなくなって行動できるようになるか」を考え、ひとつずつ不安を潰していきました。
・参加者へ向けたメッセージ
自分なりのキャリアを築きたいと思っていても、安定した現状を手放すのがこわいと感じる方も多いのではないでしょうか。私もかつてはその一人でした。
「その選択で後悔しない?」と自分に問いかけてみてください。「このままではいつか後悔しそう」と思うのであれば、自分の気持ちに素直になって、進みたい方向に自分を連れていってあげてほしいです。
実際にやってみないとわからないですし、やってみて戻る選択肢もあります。
みなさんが行きたい方向に進めるように応援しています。不安なことがあっても一人で抱えこまないでくださいね。
中編へつづく
中編:
「転勤族ママ×コーチ×コミュニティオーナー」きのこさんが始めたお話はこちら
後編:
「フリーWebデザイナー×キャリアブランディングサービス」サキさんが始めたお話はこちら
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