チネラビット

年間映画鑑賞本数100本以上をキープ中。 ベルイマン、トリアー、PTA、ミヒャエルハネ…

チネラビット

年間映画鑑賞本数100本以上をキープ中。 ベルイマン、トリアー、PTA、ミヒャエルハネケ、ノアバームバック、マイクミルズ、シリアスなウディアレン、ロマンポランスキー、ピーターグリーナウェイが好き。 本職は編集ライター。 広告から雑誌までなんでもやります。

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ネタバレ感想 花束みたいな恋をした

<あらすじ>東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生、菅田将暉と有村架純の5年間の恋愛を描く。好きな音楽や映画がほとんど同じであっという間に恋に落ちた二人は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店してもスマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるがーーー。 数パーセントは生き残れる?恋愛生存率 演出で使われる「恋愛生存率」の話が秀逸。恋愛はいっときの花火を打ち上げて(

    • あってもなくてもいいけど、確実のあった日のこと。『永遠のソウル・ライター展』

      Bunkamuraミュージアムで、『永遠のソウル・ライター展』がはじまりました。前回見逃している上に、人気すぎて...と臆していたものの、代々木上原〜奥渋谷の散歩のゴールをソウル・ライター展に定めたので行ってきた。 岩手・滝沢・雪の夕方。心底どうでもいい日を思い出すソウル・ライターといえば、『NYの街の何気ない表情を素敵なアングルで切り取ったおしゃれな写真』というのが私の先入観。 これも間違っていないような気もするが、一枚一枚ところてん状態で押し出されながら眺めていると、

      • 『ワイルドライフ』すべてがそこにある

        日曜の夕方の実家の一人部屋、一人で昼寝していると聞こえてくる親の声を殺した夫婦喧嘩。 母親は感情を抑えきれずにたまに声のボリュームが上がる。 やめてよっ、とか、いやっうるさい!とかいうフレーズが涙声で聞こえてきて気持ち悪い。 バタバタと掴み合いの音と涙声が混ざり合うこと小一時間、あーこの家を早く出たい、別の街に行きたいよと心底うんざりしながら、そして最大限空気のようになりながら階下へ様子を見に行き、うなだれてる方の親に大丈夫?と声をかける。 家族は全員で最悪の時期を迎

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