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『漁港口の映画館 シネマポスト』を本年10月7日に立ち上げてより先日上映を終えました『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』まで、累計5作品を取り上げてまいりました。次回公開作品の『枯れ葉』は新年1月6日です。
まずはミニシアター設立元年の本年、応援いただきました皆さま、ご来館いただきました皆さまに心よりの感謝を申し上げます。

今回はシネマポストの信条でもある、上映作品一本を一日四回、一週間限定で公開していくスタイルにつきまして、少しお話ししてみたいと思います。

所謂、数多ある劇場公開作品から何を選ぶのか。館の特色を出す映画ラインナップを差別化する上で、都市部もしくは複数のスクリーンがある劇場についてはユーザー目線から選択肢を与える方法を採る劇場側がスタンダードです。
特段色を固定することなく、雑多的に仕入れていくやり方を意味します。

シネマポストでは一本のみを一週間限定公開という形を採る大きな理由が、どこか自分自身にとって思い入れが可能かどうか、損得勘定にとらわれることなく、一般に観せたい作品かどうか…そこをクリアした作品を全力で宣伝したいという意思に依る点が根拠になっています。
という意味では、シネマポストという個性を信頼していただき館が奨める作品に触れることに抵抗がないお客様を増やしていく、つまりは館のファンづくりが肝要と言えます。
ファン=信頼は一朝一夕で成し得るものでなく、回り道の如く人と人とが知り合い続けて、感情移入していく数でしか表すことは出来ないものだと覚るのです。
事業を継続するための前提になるものとは、自らが情熱を注げるものであり、回りに影響を与える、もしくは協力をいただけるものか…その真剣度合いは自らに問う必要があります。とどのつまり作品選びも館を維持させていくこともチャレンジに他ならないのです。
このチャレンジは言い換えると生き甲斐とも同意と見て確かでしょう。

私が代表を務めるcineposの2本柱である「作る」と「伝える」
この概念を来年は一層、探究していきたいなとますますアクティブに駆けていきたいと思っています。

【漁港口の映画館 シネマポスト 次回作品紹介】
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキの最新作『枯れ葉』が来年2024年1月6日(土)シネマポストに登場いたします。
乞うご期待🍂

https://cinemapost.jp/


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