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赤ちゃん教育

スクリューボール・コメディってジャンルを知っていますか?

野球に詳しくないから私はスクリューボールがなにかわかっていませんが、始めは犬猿の仲だった男女が、あれよあれよと色んなことに巻き込まれ、結局カップルになってしまうという、ラブコメの一種です。

今回紹介する赤ちゃん教育は1939年に賞とは縁のなかった巨匠ハワード・ホークス監督が取ったスクリューボール・コメディの代表作です。主演は、ケイリー・グラントとキャサリン・ヘップバーン。

この『赤ちゃん教育』っていう、意味不明なタイトルで敬遠する方もいると思いますが、原題も Bringing Up Babyなのでしょうがないですね。

さて、この映画のポイントは、Baby≠人間の赤ちゃん ということです。「赤ちゃん」はいったい何者なのでしょうか?

おすすめポイント5つ

1.ハラハラしつつ、笑える。キャサリン・ヘップバーン演じるお嬢様の行動原理がまったく掴めないので、ちょっとイラッとするが、笑いには勝てず。結局、腹をかかえて笑うしかない。

2.予想不可能な展開。スクリューボール・コメディの良いところは、二人がくっつく以外は先が読めないところ。さらに、見た後に振り返っても、どうしてそうなったか説明できない。

3.ケイリー・グラントの草食系っぷり。必死になのに、まったくの空回り。そして何を言っても、まったくキャサリン・ヘップバーンから相手にされていない(笑)メガネの下はイケメンです。

4.キャサリン・ヘップバーンの怪演。この破天荒なじゃじゃ馬令嬢を演じきるというだけで、あっぱれです。個人的には、終盤の女頭を演じるところのヘタウマ度合いが素晴らしい!

5.動物たちの活躍。ホークスは動物好きだったのか、この映画にもチーターや犬が大事な役どころで出てきます。現在だったらCGでやってしまうところですが、ここは本物のチーターが演じてます(笑)。

予告編

まるごと落ちてました。



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