仮面ライダーよ、バイクに乗れ!

どうも、岡山で「映画BAR ローマの休日」というバーを経営しているとっきーです。

この記事を開いてくださった時点で仮面ライダーに多少なりとも興味があるはずなので、詳しい説明は省きます。

仮面ライダーとはかつて「バイクを駆って戦う仮面のヒーロー」でした。

しかし作品を重ね、昭和、平成、令和と時代が進む事にこの基本的コンセプトがどんどん疎かになっていきます。

その証拠がこれ(昭和ライダーは含まれてませんが)

出典↓


私の記憶では、昭和ライダーは基本的に毎回主人公がバイクに乗るシーンがあり、平成に入ってからもクウガや剣のようにバイクに乗りまくるライダーもいました。

しかし、上記のグラフを見てもらえば分かる通り、響鬼から極端にバイク搭乗シーンが減ってしまいます。

昔は「〇〇で敵が出現したからそこまでバイクで駆けつける」というシチュエーションが多かったのですが、平成の途中からは「走って駆けつける or 主人公がいる場所に敵が現れる」になり、バイクを活用できない状況が激増します。

一応、序盤に申し訳程度のバイクアクションがあったりしますが、2クール目くらいから空気になり、そのままほぼ登場せずに物語は終わる、ということも多いです。

タイトル「仮面ライダー」なのにどう考えてもこれはおかしくね?

これは私が個人的にバイクアクション好きだから言っている訳ではなく、「バイクに乗る仮面の戦士」という先人たちが作り上げたコンセプトを蔑ろにしていることが不満だから言っているのです。

もちろん、様々な要因はあると思います。
●昔と違ってバイク人気がない
●法律改正でバイク撮影が難しい
●1話の間に盛り込むシーンが多くてバイクまで回らない
などなど

でもそれならコンセプトを維持できなくなった時点で「仮面ライダー」という名前を捨てるべきでした(まあ今更ですが)。

東映はあの手この手で今の仮面ライダーが仮面ライダーである理由を語りますが、結局は番組人気を維持するために仮面ライダーブランドに頼っているだけとしか思えません。

バイク撮影が難しいなら、せめて
●バンク映像で使い回す
●乗るカット、降りるカットだけでも入れる
●バイクと連動するアイテムを出す
●フォームチェンジごとにバイクの一部と合体する
●毎回バイク登場は無理でも3話に1回くらいは出す
くらいしてほしいものです。

今後、今以上にバイクが空気になり、いつしか子供たちが昔の仮面ライダーを見た時「なんで昔のライダーはバイク乗ってるの?」なんて恐ろしいことを言い出さないか心配です。

ここまで言っといてなんですが、私は仮面ライダー好きで、狂うようにハマった時期もあります。
好きな理由だってもちろんバイクだけじゃなく、かっこいいフォームチェンジや独創的な物語、魅力的なキャラクター、仮面ライダーたちのアクションなど色々あります。

あくまで好きだからこその苦言ということなので、ここまでご覧になられた仮面ライダーファンの方、気分悪くしないでね。

それでは。

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