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クリスマスに宗教のお勉強

クリスマスを機に、息子とモーゼの映画を見てみた。
理由は、息子が今まで一度も教会(キリスト教の)に行ったことがなかったことが判明したから。信仰云々というよりも、世界のメジャーな宗教については常識として知っておいたほうがいいし、宗教にまつわるエピソードや歴史は英語や文化の理解に重要だ。

私の年代は、おそらく教会というところはもっと身近だったのではないかと思う。何しろ、英会話を習うなら教会が一般的だったのだ。今みたいにオンラインや駅前留学なんかない時代だ。しかも、北海道はどういうわけかキリスト教の教会が多い。(お寺が少なかったから?または、函館が開港したからか。ロシア正教まであるし)教会に行くと、宗教行事や聖書を読む会などにも誘われるため、キリスト教というものの触れていく。

今どきの若い人は、結婚式か信者でもなければ教会に行って説教(sermon)を聞くこともないのかもしれない。

旧約聖書は、ノアの箱舟をはじめとしてとっつきやすいお話となっているが、新約聖書はガチだとあんまりよくわからない。昔、ルーテルアワーというルーテル教会がやっていたラジオ放送があって、お祈りや賛美歌、聖書の解説などを聞くことができたのでかなり理解の助けになった。今はインターネットがあるから、宗教について知ろうと思えば様々な手段があるが、かえって情報が氾濫しすぎていてベーシックなものにアプローチするのが難しくなってしまったのかもしれない。

余談だが、日本のルーテル教会が、あの宗教改革のルター派だったということに気づいたのがつい最近のこと。それも、ここのお祖母様が「Lutheran Church」に通っていることから「?ルサラン?ルーテル、ルター」目からウロコでした。

で、息子と一緒にキリスト教に関係する映画を見ようと思ったけど、名作の「十戒」「ベン・ハー」などはアマゾンプライムやディズニープラスのラインナップになかった。
仕方なく、リドリー・スコットの「エクソダス」があったので見てみた。
これが、正直あのリドリー・スコットが監督したとは思えないほどテンポが遅くて面白味に欠ける。しかも、ネタバレになるがエジプトのヘブライ人奴隷に対するひどい仕打ちを上回るユダヤの神のエジプト人に対する「十の災い」の描写がトラウマ級。こんな情け容赦ない神を描いて、ユダヤ教からクレームなかったの?とドキドキしたけど、実際、神の皆殺し的な残酷さは旧約聖書に書かれてたし、昔「十戒」や「天地創造」見たときもモーゼの神って厳しすぎないか?と思ったことを思い出しました。しかも、エクソダスには、お約束の海割れシーンもなかったので見終わったあとのハリウッド映画的爽快感・・・ゼロ。

見る映画の選択を誤った・・・
収穫は、エクソダス(Exodus)の意味が「出エジプト」ということを知ることができた。聖書を英語で読んだことあんまりなかったから、まだまだ知らない言葉があるなぁ・・・
そして、ユダヤ教の過ぎ越しの祭りの由来を息子に教えることができた。
ユダヤ人が大昔から、エジプトで奴隷になったり流浪したりとひどい目にあっていたという歴史を、息子がふわっと理解することができた。
モーゼたちが目指すカナンの地は、今のパレスチナあたりで、2000年以上前からそこに住もうとしてたけど、奴隷になったりバビロン捕囚とかになって色々あって、ようやく20世紀になってイスラエルが建国されたんだということを息子が知ることができた。すごい執念・・・

息子の感想。モーゼの時代は、日本がまだ狩猟採集社会(縄文時代後期)。

約2000年前に生まれたJesus Christの誕生日。現代もお祝いされていること、感慨深いですね。




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