見出し画像

親に認知症状があらわれたとき…最初に悩むのが「お金に関すること」

「あれ、眼鏡どこに置いたっけ?」とあちこち老眼鏡を探し始める・・・このへんはもうご愛敬ですよね。「もう、やだわ。お母さんたら」と笑い話ですむレベルです。

キャッシュカードの暗証番号が思い出せない・・・ご本人としては笑えない話ですが、高齢者じゃなくとも、よくあることです。まあ、何とかなりますし、そんなに深刻に悩むことでもないでしょう。

問題は、こうしたい、ああしたいという思いはある、意思能力はあるけれど、判断能力がちょっと怪しくなってきたとき、それこそ、「わたしは騙されない!STOP詐欺被害」の対象となる親世代にどう向き合ったらいいのかとお悩みの方は多いのではないでしょうか。

親がその世代に差し掛かる頃、子どもにあたるのは、いわば働き盛りの世代です。高学歴化している昨今、子どもの教育費がまだまだかかっているかもしれません。仕事では役職となり、ストレスが多い頃かもしれません。
あるいは、中高年でリストラされたことを、親兄弟には言えないと思い悩んだり、ひょっとして離婚問題ももちあがっているかもれません。

いずれにせよ、押しも押されもしない中年世代なわけですが、親はまだまだ元気だからと過信していませんか?

親の介護は備えあれば憂いなし・・・わたしがいつも言っていることですが、親御さんが元気な時こそ、終活を始めるときなのかもしれません
疎遠になりがちな兄弟姉妹と、年末年始は、親御さんを交えて、終活について話をするいい機会になるかもしれません。
いずれ、本格的に要介護状態になったとき、STOP詐欺被害」が心配になったら、親御さんの資産を家族全員が把握しておく必要もあると思います。

このとき、まずは、親御さんが、資産をどう使いたいと思っているのか、耳を傾けることが大切だと思います。親のお金は親のものですから、くれぐれも、そこを忘れないようにしたいものです。
そうでないと、せっかくの話し合いが遺産相続争いの前哨戦になってしまったら大変ですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?